表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

686/1160

深く考えるな

「おめでとうございます! たった2人でピンクゲートを攻略してしまうなんて凄すぎですよ!」


 と後輩君が言ってくれる。


「まあそうだな」


「我ら『ボードゲーマーズ』のリーダーと副リーダーここにありと言った所ですね!」


「おめでとう」


「おめでとう」


「おめでとう」


 と部下達に褒め称えられるのは悪い気分ではないのだが、それにしてもあの液体人間が脳にチラつく。


(...奴はもう死んだんだ。今更死んだ奴を恐れてなんになる?)


 俺はそう呟きながら部下達に笑顔を返す。


「ああ、俺は今日の探索で手に入れた情報を他のグループにも提供してくる」


「カズ君、私も手伝うよ」


「助かる」


 俺はそう返すと結美と一緒に他のグループと連絡を取り合った。


 俺たちと同じような経験をした奴らがいないか探りを入れてみたが、ドッペルゲンガーらしき者に出くわした情報は何一つとして浮上してこない。


 まあ、元々ピンクゲートの最下層で起きたことだからな。


 他のグループはたどり着けなかったのかもしれない。


(あんまり深く考えるのはよそう)


 そう思った俺は一度この話をおしまいにするのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ