もふもふ
「...はぁ、ようやく終わった」
俺が今日の仕事を切り上げるとシュナとか言うこの前助けた猫耳の少年が俺の前に現れた。
「和希様! お仕事お疲れ様です!」
「ああ」
彼は素早く俺の後ろに作と軽く肩を叩いてくれる。
「お疲れでしょう? 僕が猫人族流のマッサージで肩こりをほぐしてあげますね!」
と肩を揉んでくれるのはなかなかに良い。
30分ほど経過すると疲れが少しマシになった気がした。
「どうでしたか?」
「ああ、ありがとうなシュナ」
そう言って彼の頭を触ると思った以上にもふもふしていた。
「こ...これは!?」
「和希様?」
俺は思わずシュナを抱きしめた。
(うわっ! スッゲーもふもふだ!!! 触り心地良すぎだろ!!!)
柔らかくて暖かい猫特有の触り心地に思わずうっとりしてしまう俺。
「ふぁん! あの...和希様、僕...ちょっと恥ずかしいです」
「あ...ああ、悪かった」
あまりにも気持ち良かったので触りすぎたかもしれないな。
それと同時に彼の毛並みの柔らかさは俺のストレス緩和になっているのかもしれないと思ったら。
これからは少し自重しよう。




