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EX.【愛川結美の焦燥】⑦

「やったわ♡ ついに◯◯◯◯◯を仕留めた♡ これで私の邪魔をする者はいない♡ 私とカズ君の楽園は永遠になるの♡」


 私が血塗れの周囲を眺めながら喜びの声を上げていると...。


 先ほど倒れていたはずの彼女が起き上がっていた。


「...また場面が変わるの? 良いわよ。私とカズ君の仲を邪魔すると言うのであれば、何度でも()()()()()()♡」


 そう私が呟いた時だった。


 彼女の服装が一気に変わり、まるでファンタジーの僧侶のような服装に変化する。


「魔王・愛川結美! 私は貴方を許さない!」


「...魔王? この私が?」


 そう思ってよく自分の姿を見てみるとなるほど確かに、漆黒のローブを見に纏い、高級そうな宝石の数々を身につけた私の姿はまさしく魔王のように思えた。


「ふふふっ♡ あはははははは♡ 何貴方? 勇者にでもなったつもりなの?」


 私の問いに彼女はこう答える。


「私たちは6()人で勇者だったでしょ! なんで貴方は...変わったの!?」


「...はい? 何のことを言っているの?」


「...もういい。私の知っている愛川結美はもういないんだね。だったらもう勇者の1人として貴方を葬る!」


 戦闘体勢で私に杖を向けてくる彼女に私は魔法を放つ。


「最初からそうしなさい! 私の魔法で丸焦げにしてあげるわ!」


 私は最高の魔法を放つ。


 文字通り骨も残すつもりはないからだ。


「あははは!!! 焼き焦がれなさい! ◯◯!!!」


 彼女の悲鳴が聞こえてくると、その炎を振り払うかのように炎の中から彼が現れるのだった。



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