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春日VS和希　再び②

「可愛い？　誰がだ？」

　いや、リィカが可愛いと言っていたし、リィカと合体した今の俺なら春日の奴が可愛いというのも理解できなくはない。

　しかし、それはあくまでも女の子の場合だろう？　今の俺はリィカと合体しているとはいえ媒体は俺のはずなんだが...。

「合体したって言ってるけど、それって完全にリィカちゃんの中に高坂和希が入ったってことだよね！？　正直いうとめっちゃ可愛いよ！　それに...男性臭全くしないしさ！」

(こいつは何を言っているんだ？　俺は男だぞ？)

　そう思いながらも一応股を触ってみた。

　すると...。

(んっ...？　おかしいぞ？　な(・)い(・)？)

　俺は何度も確かめたが確かにないのだ。

(まさかこの魔法って...！　俺(・)の(・)魂(・)が(・)リ(・)ィ(・)カ(・)の(・)中(・)に(・)入(・)っ(・)て(・)る(・)の(・)か(・)！(・)？(・))

　いやだが、説明文的に使い魔を魂の変えて自身に憑依させる魔法のようにしか見えない。

　慌てている俺をみて彼女はこんな事を言い出した。

「あぁ♡ 高坂リィカちゃん可愛い♡ 黒と紫のグラデーションの髪にオッドアイ♡ 生意気げに小さな冠を頭にちょこんと乗せていて自分が女王なんだってアピールしてるの最高♡ 控えめに言ってられこれは理解(わ)からせて私の手で性感マッサージをしてア◯らせたい♡」

　なんて彼女が言い出したので物凄く身の危険を感じる俺なのだった。