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東京戦争

 〜夜10時〜


 国会議事堂周辺。


 東京タワーの上からヘリで近づく部隊が撃ち落とされた瞬間からそこら中で戦闘が始まる。


「俺たちは【空白の逆賊(ブランク・レボル)】だ!!! 二階堂を出せ!!!」


「敵襲!!! 敵は【空白の逆賊(ブランク・レボル)】と名乗っている謎の部隊だ!!! 二階堂様を守れ!!!」


『クリアワールド』と【空白の逆賊(ブランク・レボル)】の衝突音がここまで聞こえてきた。


「...始まったみたいだな」


「ああ、予定通り俺たちはこのまま下水道から国会議事堂の下まで向かう」


 この辺りの地理に詳しい配管工の人を愛川グループが買収してくれたおかげで極秘のマップを手に入れる事ができた。


 このままあいつらを囮にして俺たちは二階堂を討つ。


「...頑張って持ち堪えてくれよ」


 俺はそう呟きながら微かに聞こえる悲鳴を聞き続ける。


 正直にいうとほぼ自殺レベルの戦力差があるのだ。


 俺たち以外の【覚醒者】は強くても30行くか行かないか程度の戦力しかない。


 その程度のレベルでは時間稼ぎくらいにしかならないし、俺のドレイク騎士団や深淵騎士団を貸し与える事は俺たちが国会議事堂に侵入するまではできない。


 あいつらを使えば『ボードゲーマーズ』が近くにきていると言っているようなものだからだ。


 俺は無言のままマップを確認して確実に進むのだった。



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