レジスタンス結成②
「とは言っても人数が足らなすぎる。『クリアワールド』は最低でも1万人の【覚醒者】を保有している超大型のチームなんだぞ? 一体どうやって人数を集める気だ?」
と言う俺の質問に彼らは笑って答える。
「そんな物は気合だ」
【クロウズ】のリーダーが当然のようにそう呟いた。
「悔しいけど今回はそこのバカと同意見ね。気合いで『クリアワールド』のやり方に反対する者達に声をかけていくしかないわね」
「分かった俺たちも知り合いに声をかけてみる」
「私も仕事仲間に掛け合ってみるよ。『クリアワールド』の連中のやり方は気に食わないからな」
「...皆、協力感謝する」
俺の言葉に皆は再び笑う。
「当たり前だろ。高坂には返しても返しきれない借りがあるからな。それに...彼女さん救い出したいんだろ?」
【クロウズ】のリーダーの言葉に俺は力強くこう答える。
「...ああ!」
「だったら尚更だな。絶対に彼女さんをあのいけすかないイケメンから救い出してやれよ」
と言う言葉に俺は完全に復活するのだった。




