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【深淵からの挑戦状】③

【深淵からの挑戦状】と言うからどれほどの高難易度なのかと思っていたら、意外とマイルドだったな。


 もう後はこの先の庭園の奥地で待つボスを倒せば良いだけである。


 ギィィっと扉を開くと、そこには見たことのある人影があった。


「きたな、深淵の試練に挑みし愚か者どもが」


「アピス?」


 俺の言葉を聞いた彼は笑う。


「ほう、我を呼び捨てにするとは、よほどの愚か者か自信家だと見て取れるな。覚悟は良いな? 挑戦者どもよ。我の庭園に踏み行ったことを後悔しながら逝け」


 彼はそう呟くといきなり空中に浮いている玉座に座り指を動かした。


 すると無の空間から彼の操る【深淵騎士団】のメンバーが現れる。


(最後は総力戦か...! しかし、このアピスは俺の知っているラピスとはまた違うようだな)


 明らかに様子の違うアピスだが、その威圧感は半端じゃない。


「ぐっ...!」


「ゆけ、我騎士団よ。無礼者共に死の祝福を与えよ」


 彼の指示を受けた深淵騎士団はなぜか物凄くパワーアップする!


(指揮者の支援効果か!? 明らかに道中の敵と比べて強すぎないか!?)


 奴の支援効果を受けた敵キャラのステータスが倍になったのを見て驚いてしまう。


「くそっ! デバフ!」


 俺は奴ら全員にデバフをかけて精々ステータスの上昇量を1.2倍程度に抑える事に成功した。


(さてと、ここからだな)


 俺はゴクリと喉を鳴らしながら、アピスを見据えるのだった。

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