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御息女の帰還

 俺達が伊藤の態度にイライラしていると、俺はもう見慣れた黒グラサンをつけた黒服達が現れた。


「結美様、ご無事で何よりです」


「あっそう。カズ君が助けに来てくれた間にあなた達は何をしていたの?」


「そ...それは...」


 黒服達がタジタジになっていたので俺が助け船を出す。


「ああ、そうだ結美! せっかく帰ってきたんだし部室で簡単なゲームでもやろうぜ」


 その言葉に過剰反応を示す彼女。


「えっ!? カズ君とゲーム!? 良いよ! やろうやろう!」


 そう言いながら俺の腕に抱きついてくる愛川を見た瞬間に黒服達にウィンクで指示を出した。


(お前ら、結美の父さんにちゃんと伝えてくれよ)


 そう言う意思を伝えると黒服達は数人を部室の外に残して何処かに帰って行った。


「じゃあカズ君! 今日は学校が閉まるまで一緒にいようね!」


「あっ! 愛川さん! 私もいるんですからね! 3人でゲームするんですよ!」


「ああ、はいはい。蜜香ちゃんも一緒に遊ぼうね」


「なんか扱いが雑な気が...。まあ良いですけど」


 俺たちは部室の中から3人用のボードゲームを用意し、今日は学校が閉まるまでの間ずっと楽しむのだった。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 各エピソードが 短く読みやすい [一言] いくら よそのクラスのモブといえ 全滅して死亡している生徒がいる世界から生還 しかも 同じ部員の安否のわかっていない時点で 普通にゲームして遊ぶと…
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