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EX.佐藤とアルシェ⑥

「ふぅ...」


 風呂から上がった俺はアルシェちゃんに全身をくまなく綺麗に拭かれた後で自室にいた。


 アルシェちゃんに言われた通りモコモコの温かい服を着込みくつろいでいると...。


「佐藤様? 入りますよ?」


「ああ、良いよ」


 ガチャリと扉が開き、寝巻き姿の彼女が姿を現した。


 一緒の家に寝泊まりする事になって何度も彼女のこの姿を見てきたが、やはり自分の彼女の寝巻き姿と言うのは良いものだ。


 自分の家に可愛い女の子の彼女が寝巻き姿で存在していると言う事実こそが素晴らしい。


 俺は手招きしながら彼女を自分の横へと呼ぶ。


「ちょっと来てくれない?」


「はい、良いですよ」


 彼女を呼び込むと俺はこう呟いた。


「なぁアルシェ、膝枕してくれないか?」


「膝枕ですか?」


「そうそう。昔っから女の子に膝枕して貰うのが夢だったんだよ」


 俺の言葉に彼女は笑いながら「そんな事くらいならいくらでもしてあげますよ」と答えてくれた。


 ペアルックのモコモコ寝巻きの彼女の膝枕はとても柔らかくて気持ちが良い...。


「どうですか? 佐藤様」


「ああ。凄く良い...」


 そんな事をしているとだんだんと眠気が襲ってきた。


「いかんな...眠たくなってきた...」


「眠っても良いいですよ。後でベットに寝かせて置きますから」


「そうか...すまないな...」


 まぶたが重たくなってくると、俺は次第に寝息を立て始める。


 眠り始めた俺のほっぺたに優しくキスをしながら微笑むアルシェなのだった。

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