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攻城戦②

「うてぇ!!」


 力強い女性の声が聞こえてきたかと思うと巨人達に砲撃と魔法攻撃が加えられる。


 しかし、それだけでは倒せていないようだ。


「ぐっ! 怯むな!!! 第二波! うてぇ!!!」


 勇ましい事だが、流石にその程度の威力であの巨人達は倒せないだろう。


 それを見かねた俺は奴らの防御力を下げた上で結美に指示を出した。


「結美! 巨人を火力で吹っ飛ばせ!」


「OKカズ君! 遠慮なくやっちゃうよ〜! 【フレア】!」


 相変わらずの火力で巨人軍団を滅ぼす結美。


 あまりの破壊力に場内の兵士達は呆気に取られていた。


「何が...起きたんだ!?」


「分からん! 気がついたら爆発音と共に巨人が全て消滅していた?」


 などとかなり動揺している。


 まだまだ小粒の魔物供が攻め入っているというのにそんなことを喋る余裕などないだろう。


 俺は呆れながらも皆に行動を伝える。


「この国の兵士ども! 聞け!!! 今のお前達は危機的な状況下にある! だが、俺たちとお前達が力を合わせればきっと勝てる! 俺たちも力を貸すからお前達も力を貸してくれ!!!」


 俺の言葉を聞いた奴らの目に正気が宿る。


「...そうだな」


「ここは俺たちの王国だ! 魔物なんぞに好き勝手やられてたまるか!!!」


 皆の士気が高まっていくのが分かるのだった。


 『EXスキル【統率力向上・中】が【統率力向上・大】に進化しました』


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