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クリスマスケーキ②

 俺と結美はそのままケーキ屋さんでケーキを食べる事になった。


 買ったばかりのチョコケーキをその場で鑑賞する。


「ふふっ♡ 私とカズ君のケーキ♡ 写真撮っちゃお♡」


 何枚か写真を撮ってSNSにあげる彼女。


 やっぱり女と言う生き物は自分の幸せそうな風景を誰かに見せたい物なのだろうか?


 結美はデートの度に俺と写真を撮りたがる。


 彼女は思い出作りと言っているが、それだけではないのだろう。


「じゃあカズ君♡ ピース!」


「ぴ...ピース」


 カシャ。


「うんうん! よく撮れてる!」


 彼女は俺の写真を撮るとすぐさまお気に入り欄に保存した。


「これでカズ君との思い出10万枚達成だよ♡ これからももっともっと2人の写真残していこうね♡」


 10万枚と言う数字が狂っている事くらい俺にも分かるが、結美が本当に楽しそうにしているので強い言葉は使いたくない。


 結果的に俺が折れて「ああ、そうだな」と答えるしかなくなるのだ。


 別に写真を撮ることがいけない事だとは思わないが、これだけ撮るのは常軌を逸していると言えるだろう。


 彼女は程よい笑みを零しながらケーキにナイフを入れる。


「ちょうど半分ずつにするね♡」


 彼女はそう言いながらいい感じにケーキを切り分けるのだった。

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