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クリスマスの1日

 今日がクリスマス本番だ。


 俺と結美は町の中を歩いているのだが、今日は朝からずっと彼女がひっついている。


「結美、ちょっとは遠慮して離れろよ」


「ええ〜? やだよ。今日はカズ君の手をずっと離さないからね!」


 クリスマスと言う事で俺達以外にもカップルが沢山乱立している。


 俺はキョロキョロと周りを見ながらなんとなく夢で見た女の子の事を思い出していた。


(あの子...、名前なんて言うんだっけな...)


 そのレベルで覚えていない。


 何となくの容姿だけを覚えているだけである。


 何が得意だったのかだとか、俺との関係性は? だとかすら思い出せない。


 ...。


 もう良いや、一旦忘れよう。


 忘れるって事はきっとどうでも良い事なのだろう。


 俺はそう思い込む事にしてさっさと振り切る事にした。


「じゃあ今日はどうする?」


 俺の言葉に彼女はこう答える。


「じゃあカズ君と一緒にクリスマスケーキが食べたいな♡」


「ケーキなら昨日も食べたじゃないか」


「違う違う全然違う! 私はカズ君と2人で食べたいの!」


 彼女のわがままに振り回されながらも、俺はケーキ屋さんへと向かうのだった。

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