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公開処刑

 俺は伊藤を騎兵達に皆の前へと運ばせた。


「くそっ!! 放しやがれ!!!」


 などと言ってこいつは自分のしたことの過ちの大きさに気がついているのか?


 俺はため息を吐きながら伊藤にこう呟く。


「お前、自分が何をしたのかわかっているのか?」


 俺はインカムに手を当てて録音機能で録音されたデータを再生する。


『馬鹿っ! お前、状況分かってるのか!? 今は俺たち個人の因縁に構っている場合じゃない!!! ドラゴンが3体も出てきているんだぞ!?』


 『4体だ』


『何っ?』


『ドラゴンは全部で4体だ。高坂。俺をはめたお前を絶対に殺す為に濃いドラゴンがボスのピンクゲートを4つ破壊したんだよ』


『...はっ?』


 しっかりと俺と奴のやりとりが記録されていた。


 それを聞いた伊藤の頬にたらりと汗が流れ落ちる。


そして勿論【覚醒者】の皆さんが怒りの咆哮を上げた。


「お前のせいか!!!」


「このクズ野郎!!!」


「この町の惨状を見てみろ!!! 全部お前のせいなんだぞ!!! 理解しろ!!!」


「それでも【正十字学園】のエリートなんですか!?」


「馬鹿っ!」


「アホっ!」


「クズ!」


「まぬけ!!!」


言いたい放題言われた伊藤は目をつむりながらわなわなと震えている


ああ、なんて心地がいいんだろうか。


いいぞもっと苦しめ。


俺がされてきたことの数倍は精算させてやるからな...!



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