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エルフの村

 〜エルフの村〜


「おぉ...!」


 俺は初めてエルフの住居と言う物を見たのだが、まるでゲームの中に入ったような錯覚に陥っていた。


 木材のみで作られた住居は本当の木のように生きているような呼吸を感じさせ、微かな日当たりが木漏れ日のように差している風景がとても幻想的で素晴らしい。


 今まで生きていきてこれほどまでに美しい自然と人間らしい生命体が協調した風景は見たことがなく、感動していたのだ。


 今の日本のようにきちんと整備された道路などはないのだが、それがより一層自然体でこの村が存在しているという味付けのようになっているのだろう。


「すごく良い村だな」


 と俺が呟くとエルフの少女はキョトンとしていた。


「どうしたんだ?」


 と俺が聞くと「いえ、愛川様もそうおっしゃっていたので、なんだか不思議な感じがしただけです」と答えられる。


「まあ、俺と結美は幼い頃からの付き合いだからな。多少は似た事を言ってもおかしくはないだろう」


「ふ〜ん...」


 そう言いながら彼女は俺のことを見てくる。


「な...なんだよ」


「高坂さんと愛川様って付き合っているんですか?」


 いきなりそう言われたので思わず吹いてしまうのだった。



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