豪遊
「こちら純枠黒曜石のナイフは5,600$となります」
俺は当然の用に金を店員に渡す。
「結美ちゃん、5600$ってどのくらいのお値段なの?」
母さんが嬉々として聞いてきたので結美は笑顔で受け応える。
「まあ〜せいぜい72万円って所ですかね」
「へぇ〜70...んっ?」
母さんの表情が一気に暗くなる
「ありがとう! お兄ちゃん! 大切にするね!」
と呟く真菜に俺は言ってやる。
「このくらい当然だ。いい武器を持つ事は生存率を大幅に上げられるからな」
そう呟く俺に蜜香は異国のお札を大量に買い漁っていた。
「私はこれです! 各種お札1000枚!」
「お会計8、921$ですね」
「蜜香、少しは遠慮しろ」
「えへっ! 珍しい札が沢山あったのでつい...。でもこれで更に武器合成が強力になりますよ!」
「そうか、なら問題ないな」
と呟く俺を指差して母さんは結美に聞いている。
「結美ちゃんあれは?」
「そうですね日本円に換算すると大体ですけど1,150,809円って所でしょうか?」
「100万超えちゃった!?」
母さんが今にもひっくり返りそうになっているがまだ終わらない。
「じゃあ最後に俺だな。この仲間モンスター強化のお守り攻めと守りの2つをつくれ」
「こちらレア物となっていましてお1つ7,726$となっています」
「げっ!? そんなにするの!? でもまあ...買うか...」
「結美ちゃん...あれは?」
「あれは200万ですね」
それを聞いた母さんは俺に向かって怒りだすのだった。




