準備万端
薬草を拾い集めた俺達は森の中を更に奥へと進む。
「だんだん木々の騒めきが大きくなってきましたね」
「ああ、何か起こりそうだ」
ゲームとかだとBGMが不穏な感じになる場面だろう。
風で揺らいでいた木々の動きが妙に激しくなっているのが見て取れる。
少し不安になっていたが、俺は更に奥へと進んでいくと...。
「わぁ!」
蜜香が声を上げて指を挿した。
「高坂さん! 見てください! 大きな湖ですよ!」
そこには現実ではありえなさそうなほどに綺麗な湖が存在していた。
「ああ、そうだな」
そう言いながら湖のほとりを探索していると...。
パシャンと湖の中から全裸の女性が姿を現した。
「ぷはぁ...」
と息を吐き捨てながらこちらと目があったので俺は思わず後ろを向いた。
「...蜜香」
「はいっ!」
「俺の後ろには裸の女性がいるか?」
「いますね! 白髪の美少女がいます!」
「...そうか。頼むから俺の代わりに彼女の事を聞いてくれないか? もしかしたら他のクラスの生き残りかもしれないからな」
「分かりました! そこの人! クラスは何組ですか!?」
と言う訳でここは彼女に任せてみよう。
しばらくすると水浴びをしていた女性が陸に上がり、服を着てくれたらしいのでようやく俺も面を向かって話せるようになった。
そうして顔を見合わせた時に俺は驚きの声をあげるのだった。




