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薬草採取

 俺には分からないが、どうやら蜜香には薬草の良し悪しまで分かるようだった。


「あっ! 高坂さん! その薬草は品質が悪いですよ! それに右手に持ってるのは普通の草です」


 薬草と普通の草の見分け方を教えて貰ったのだが、やはり俺には区別がつかない。


 恐らく蜜香には【薬草の目利き】のようなEXスキルが備わっているのだろう。


 一応メニュー画面でアイテム欄を調べると薬草か草は区別されるので助かるのだが、無駄に品質の悪い物や若い芽を摘んでしまうのは非常に勿体ないと思えてならない。


 だからこそ蜜香がいてくれて助かっているのだ。


「いや〜...、よく良品が分かるな! 俺にはさっぱりだ」


「ふふっ、私に任せてくださいね! ここで薬草を取っておいたほうが後が安心だと思いますし、もしかしたら愛川さん達は怪我をして動けない可能性もありますからね!」


 そう言われるとなるほどと納得してしまう。


 確かに怪我をしていて動けないのであれば、薬草を大量に持って行くのは有効打になり得るだろう。


 それに異世界に飛ばされた全員が職業に目覚めた訳ではないのだから、優秀な生徒である結美であろうと確実に強職に就けると言う訳ではないのだ。


「蜜香、お前頭良いな」


「いえ、高坂さんのお役に立てるのならば光栄です!」


 俺と彼女はお互いに薬草の個数が30を超えるまで集めた後で足を進めるのだった。

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