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【付与術師】

「はっ!」


 蜜香はそう言いながら駆け出した。


「うおっ! はぇぇ!!」


 明らかに俺よりかは素早い動きでスライムに近づいてお札のような物を地面に貼っていく。


「【付与術式・地面】!」


 彼女がそう呟くと、土が硬質化して鋭い槍の様になりスライムを突き刺した。


「すげぇ...」


 俺は【付与術師】と言う物を舐めていたが、この戦闘方法を見て少し考えを改める事にした。


 はっきり言って【弱体術師】よりかはよっぽど戦える職業だろう。


 文章のイメージとしては自身にバフをかけて戦うタイプの職業だと思ったのだが、実際の戦いぶりを見ていると周囲の物に魔力を働きかけて自在に操るような感じだった。


 先に進む途中で何度か彼女の戦い方を見ていたが、木で盾を作ったり、水の弾丸を飛ばしたりもしていたのを見て思わず汎用性のある職業だと言うことを理解した。


 それにしても先ほどからスライムしか出てこないのだが、ここのダンジョンは相当しょぼいのか? と思わずにはいられない。


 しかし、そうなるとなぜ愛川達のクラスメイトがここまで来られていないのかが分からない。


「もう少し進んでみるか」


 俺の言葉と共に森の奥へとどんどん進んでいく。


 すると突然足を止める蜜香。


「どうしたんだ?」


 と俺が呟くと彼女は足元にある草を摘み始めた。


「高坂さん! これ薬草ですよ! 少し摘んで持っていきましょう!」


「薬草? 俺にはただの草にしか見えないんだが...」


 疑わしいように彼女を見ていたが、蜜香はこんな時に嘘を吐くような子でない事は知っている。


 俺は結美を探す事に尽力したいのをグッと堪えながら彼女に付き合うのだった。

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