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スノウ=ホワイトマリー

 小さな魔物を縛った俺たちは洞穴で暖を取っていた。


「う〜ん...、あっ!!」


 ようやく先ほどの魔物が気がついたようでこちらに敵意を向けてくる。


「この...! 凍神龍の手先め! 私を食べる気だろ!!!」


 その言葉に俺は「凍神龍?」と答えた。


「...えっ? 凍神龍を知らないのか? じゃあ手先じゃないの?」


 目を丸くして聞いてくる彼女に俺はこう呟く。


「...俺の言葉が分かるのなら話を聞かせてくれないか?」


「う...う〜ん...」


 彼女がチラチラと俺の方を見てきた時だった。


「ああ和希、ここは私に任せてくれよ」


「ミルティ」


 なんかミルティがしゃしゃり出てきた。


「こいつ多分蛙人だ。つまり私の同族だよ。ちょっと尻尾の先が変わってるけどさ」


「...なるほど道理で見たことある訳だ」


 こいつの姿を見た時に俺はどっかで見たことあるなと思ってはいたのだが、ミルティに言われて思い出した。


 そう、今目の前にいる少女は進化前のケロナとミルティにそっくりなのだ。


(なんだ? カラーバリエーションが豊富なのか? 蛙人族)


 そう思いながら彼女のステータスをちょろっとだけ覗いてみる。


 スノウ=ホワイトマリー【環境型変異種】


(環境型変異種? 確かミルティは突然変異種だったよな?)


 一応ミルティのステータスを見てみたが、やはり突然変異種と書かれていた。


 何が違うんだ? と思いながらも2人の会話に耳をすませてみるのだった。

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