【聖騎士】VS【闇の支配者】
結美は笑いながら伊藤の攻撃を全てシャットアウトする。
「あらあら? その程度の火力しか出ないんですか?」
「ぬかせ!!」
完全に頭にきている様子の伊藤は剣を振り回しながら結美に接近して行く。
「所詮は魔法使い職! 接近戦になればこちらに分がある!」
そう叫びながら接近を試みる奴に向かって結美はこう呟いた。
「本当にそうだと思う?」
「なに?」
「近づいてみなさい、そうすれば答えが分かるわ。まあ...もっとも近づけるかも怪しいですけどね」
「...殺す!!!」
更に伊藤を煽り尽くす結美。
あえて上の目線から物を言うことにより伊藤を怒らせると言う行動に出ている。
怒った時の人間の思考は単調で読みやすい。
頭の良い結美ならそれが分かっているのだろう。
さっきから挑発するような言葉を連続で続けて伊藤の精神をコントロールしているのだ。
「くそっ!!!」
全然結美に近づけていない伊藤を見て彼女はクスリと笑う。
「ほら、そもそも近づけていないじゃない。所詮貴方はそんなものなのよ」
その言葉が伊藤のプライドを傷つけたのは言うまでもない。
怒りの力と言う奴か今まで以上の速度で結美に急接近して剣を振るう伊藤。
「ははっ! どうだ! 近づいてやったぞ!」
そう叫び勝利を確信する奴に結美は静かにこう呟くのだった。
今日はここで終わっておきます。
また明日朝から投稿します。




