表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

143/1160

結美とデート⑥

 昼食を終えた俺たちはゲームセンターにプリクラを撮りに行った。


「なぁ、こういうのってスマホの写真じゃだめなのか?」


 と俺が答えると彼女は首を横に振る。


「うん! 私はカズ君とプリクラを撮りにきたかったの!」


 そう言いながらプリクラを撮りに入る俺たち。


「カズ君! こうやって手で一緒に♡を作って!」


「へいへい」


 俺は彼女の言われるがままに♡を作る。


「じゃあ撮るよ!」


 彼女と一緒に出来上がった写真を見ると加工が凄くて別人のように見えた。


(うげ!? プリクラってこんなに加工が入るのか!? これもう本人でも本人だと分からないレベルだろ!)


 そう思うほどの劇的変化があったのだ。


(こりゃあ結美もこっちで撮りたいっていう訳だな)


 明らかに結美の美人度も高くなっている。


 しかも俺と一緒に手で♡を作っている写真の上には【永遠の誓い】などと書かれていた。


(いや、ちょっと遊びに寄っただけだから!)


 と言いたいが、彼女にとっては本気だったのだろう。


 その後も何度か取り直して彼女の満足いくまで試行錯誤した。


 この間約30分。


 最終的にお気に召したのが撮れたようで良かったが、正直疲れたな...。


「うんうん! よく撮れてるね! これもカズ君との思い出だし大切にするね!」


「ああ、それは良かったな」


 なんかもうそろそろ帰りたくなってきたが、次に向かう場所は俺も多少は興味のある場所なのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ