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結美とデート②

 10時。


 それは店が徐々に開いてくる時間帯。


 商店街が活気付いてきてこれから1日が始まろうとしている時だ。


 店からも良い匂いがしてきて美味しそうな焼き鳥やコロッケなどが売られている。


 それを買って食べながら歩くのも一つの楽しみ方だろう。


 そう思っていると早速結城美が団子を買って俺に渡してきた。


「はいっ、みたらし団子だよカズ君! やっぱり食べ歩きしながら歩きたいよね」


 彼女は笑みを浮かべたまま団子を食べて俺の横を歩いている。


「さあ、何から見ようかな。まずは服とか?」


「結美に任せるよ」


 別に俺は行きたい所などないのだから、たまには結美に全部任せてみよう。


 強いて言うなら行きたい場所はあるが、まあ結美と一緒に行く所ではないな。


「じゃあ、やっぱり服屋かな」


 彼女はそう言いながら俺をちょっとお洒落な服屋さんに連れて行く。


 正直いうと俺は服の良さがあまり分かってない。


 基本的に服は親が買ってきた物をきているだけである。


(ユニ◯ロ人間で何が悪い!)


 の精神のせいか俺のファッションレベルはかなり低い。


 今日の結美のお洒落具合からしたら全く釣り合ってないカップルのように見えるだろう。


 そもそも俺と結城美が釣り合う訳ないのだから...。


 そう思っている俺を尻目に彼女はこのデートを本気で楽しんでいる。


 だからまあ、最低限彼女を楽しませないとけないな...。


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