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高坂真菜

「愛川さん。お兄ちゃんに会うのを諦めて貰えませんか?」


 と言う真菜ちゃんの言葉に私は首を横に振る。


「悪いけど真菜ちゃんの言葉でもそれは了承できないわね。だって私はそのカズ君に会うためにここまできたんですもの♡」


 私はそう呟きながら杖を構える。


「仕方ありません。ここは私が愛川さん達を追い返しましょうか」


 そう言いながら彼女は短剣を構える。


(真菜ちゃんの職業は盗賊。素早く動きまわられて狙いが定まらない可能性があるけれどそれだけね)


 そう慢心していた私ですが...。


「【影分身+3000】」


 影分身のスキルにより3001人の真菜ちゃんが目の前に現れる。


「これだけの数を同時に相手にできますか? 愛川さん」


 と言われたので私はこう返します。


「余裕ね。だって私には...」


 私が言い切る前に後ろから双子の勇者とボードゲーマーズが姿を現します!


「【龍剣+5000】!」


「【閃光一閃+5000】!」


「【地獄炎+2500】!!」


「【竜巻旋風槍+2500】!」


 戦闘員である彼らが私の前に壁として現れました。


「ママ! あの子は?」


「カズ君...一葉のお父さんの妹さんだよ」


「へぇ...そうなんだ」


 一葉はそう聞くと一度剣を鞘に収めてこう言いました。


「父さんの妹ってことは私と血のつながりがあるってことでもあるよね? 初めまして高坂一葉です」


 緊張感のない一葉に真菜ちゃんは呆れたかのようにため息を漏らすのでした。



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