目覚めた石川君
「おっ、目が覚めたか」
「佐藤...か。愛川さんすまなかった。どうやら僕が足を引っ張ったみたいだな」
「ええ、でも問題ないわ。ゲートボスは私が倒しちゃったからさ」
「...そうか」
そう呟きながら頭を抑える石川君。
私たちのやりとりを見ていた黒木さんが声を上げます。
「石川さんがここまでになる相手を1人で倒したなんて...! 愛川さんはやっぱりすごいです!
黒木さんの称讃の声を聞いて少しだけ気分を良くする私。
「ふふっ。当然でしょ? 私は貴方達ボードゲーマーズのリーダーなんですから」
「おお〜! 流石愛川さん! 頼りになりますね!」
黒木さんは私のおだて方がわかっていますね。
...いいえ、恐らく彼女は自然に褒めているのでしょう。
そうでなければ私は今頃不快感で心をいっぱいにしているはずですから。
「まあ、それはおいておいて石川君が回復したら皆には私の手伝いをして欲しいの」
私の言葉に皆が視線を向けてきます。
「それは良いが石川の奴のダメージは相当みたいだし、今日ではなく明日の昼にもう一度石川の調子を見てからの方がいいんじゃないか?」
(佐藤の癖にまともな事を言うのね)
そう思いながらも私はその提案を受けました。
「分かったわ。それで良いわよ。それじゃあ明日にこの場所にね。解散」
私はそれだけ呟くとさっさと帰ってしまうのでした。




