双子と会話
私は修と一葉を前にして帰りながら話をしていました。
夕暮れに染まる町の中をゆっくりと歩きながら帰る感じはある意味青春の1ページですね。
隣にカズ君がいてくれたら学校に子供と旦那と一緒に行ける超幸せガールだったのになぁ...。
私はそう思うと少しだけ残念な気分になります。
それでも2人の顔を見ていると少しだけ幸せな気分になってきてしまうのはなぜでしょうか?
やはり一応血のつながり(?)があるからでしょうか?
それともカズ君に繋がるピースの一つと出会えて嬉しいと思っているのでしょうか?
前者ならば嬉しいのですが、私の性格的に後者でもあり得ると思うのが少し残念ですね。
まあ、なんにせよ少しでもカズ君に近づけるのは嬉しいことですけど...。
なんとも言えない気分になりながらも私は2人に問いかけました。
「ねえ、修、一葉」
「なに? ママ?」
「なに? 母さん?」
私は2人にそっと微笑むとそのまま2人を抱きしめました。
「2人とも、絶対にカズ君に会おうね」
うん、これだけは私の嘘偽りない本心だ。
私はこの2人と一緒にカズ君に出会いたいと思っている。
それを聞いた2人は顔を見合わせながら「うん、当たり前」と答えてくれるのでした。




