一葉の知能
「一葉」
「何? ママ?」
「100+100は?」
私の問いに一葉は硬直していました。
「えっと...」
「...もしかして分からない?」
「いやっ! 分かるよ! ええっと...」
自分の指をおりながら両手で計算していました。
「うん! 200だ!」
と言いながら両手の人差し指を広げながら笑顔でこちらを向いていました。
「...だったら111たす222は?」
私の問いに彼女は両手を使っていましたが、しばらく考えた後にこう返してきます。
「ママ! そんなに難しい問題分かるわけないでしょ!」
「難しい...?」
これはなかなかに重症ですね。
3桁の計算はできておいた方が良いです。
いいえ、せめて1万の桁までは勉強させておいた方が良いでしょう。
「一葉」
「何? ママ」
「一度帰って私とお勉強しましょうか」
私はニッコリと笑顔で答えたのだが、一葉明らかに嫌がっていた。
「えっ!? べ...勉強はちょっと...」
「ダメだよ一葉。女の子なんだからせめて1万の桁までは計算できるようにしましょうね」
「...うぅ」
その後私と一葉はゲートを攻略し、帰宅した後で彼女の勉強が始まったのは言うまでもありませんね。




