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一葉の装備品④

「相変わらずとんでもない武器ね」


 私はそっと一葉の大剣に触れてみると...。


「あっ! ママ! 多分ママが触れると危ないよ!」


「...えっ?」


 バチィ!!!


 私が彼女の大剣に触れた瞬間に電流が指先に走りました!


「いたっ!!!」


「ママっ!!」


「結美さん!?」


 私の手が明らかに黒焦げになっており、並大抵の電撃ではないことが見てとてれます。


(本当に痛い! なんなのこれ!?)


「私が触っても問題なかったのに! なぜ結美さんが触れるとこんなに強力な電撃が流れるんですか!?」


 驚く黒木さんに説明する一葉。


「いや〜...私の大剣【銀河龍大剣ギリガイア】は聖なる力を凝縮した神聖なる剣だからねぇ...。【魔王】たる闇の存在であるママが触ったらそりゃ火傷するよねって話だよ」


「神聖なる剣...ねぇ」


 確かに、勇者の剣にさえ拒絶された私が【銀河龍大剣】なんて言う大層な名前の剣を扱えるはずがありませんか。


 勇者の剣に触るだけで火傷した私がこの剣に触れば手が焼き焦げるんですね。


 良い体験になりました。


 しかしまあ...。


「一葉」


「何? ママ」


「そう言うことはもう少し早めに言ってよね」


 私は焼き焦げた手に回復薬を塗しながらニッコリとした笑顔で一葉を見てあげると、少しひきつった顔をしている彼女がいるのでした。



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