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ってことがあったって?

「ってことがあったって?」


 私の前で佐藤が頬に拳を置いて疑わしそうに聞いてくる。


「信じてないでしょ?」


「そりゃあ...なぁ。あれが愛川の子供だって言うのも信じられねぇよ」


 そう言いながら一葉と修を眺める佐藤。


「あいつらが...ねぇ」


「信じてくれなくても良いけど、真実だよ」


「とは言っても前世のお前の子供だろ? 今の愛川とはなんの関係性もないじゃないか」


「まあ...それはどうなんだけどさ」


 そうは言ってもやはり少しは気になるものだ。


 彼女達は私と出会うために凄まじい体験をしながらここまできたことは先の戦闘で分かっている。


 あれだけの実力をつけるにはやはり並大抵の努力ではなし得ない偉業である。


「私たちボードゲーマーズのレギュラーメンバーよりも強いからねあの子達。どっちにせよこの世界聞いてくれた方が私たちのためって訳」


「それも気になるんだよな〜...。ちょっと試してみるか」


「...佐藤?」


 私が言い切る前に彼は修の方に向かい声をかけた。


「おい! お前! 男なら一度俺と実践に向けた決闘をしようぜ!」


「...はい?」


 明らかに嫌そうな表情を浮かべる修とやる気満々の佐藤の対比は見ていて面白いですが、まさかの言葉に私は苦笑いになってしまうのでした。

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