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1回目の凱旋

 私達が【魔王オービル=フィオエル】を討ち取ったと言う話がクリスティアーノ王国中に響き渡りました。


 私達が王国に凱旋するとやっぱりと言うか手厚い歓迎を受けることになります。


「「「「「わあああああ〜!!!!」」」」」


 まるでパレードのように両橋に切り分けられたロードを進む私たち。


 民衆の感性の中、私たちを乗せた馬車は城への門へと突き進む。


「高坂様〜!!!」


「佐藤様〜!!!」


「石川様〜!!!」


「小鳥遊様〜!!!」


「黒木様〜!!!」


「愛川様〜!!!」


 私達はそれぞれの名前を呼ばれながら民衆に歓喜の眼差しを向けられている。


 その歓声を聞いた時に私はようやく冒険が終わるのだと気がついた。


(...そろそろカズ君に想いを伝えないとね!)


 そう、私はこの度が終わった1番良いタイミングでカズ君に想いを伝えるつもりなのでした。


 勿論王国に迎え入れられた私たちは魔王討伐成功のパーティに参加することになりました。


 王様が私たちの前で言葉を言い、それぞれにグラスを渡していきます。


「勇者達よ! 此度は【魔王オービル=フィオエル】の件、誠に大義であった。今宵は存分にその疲れを癒すが良い」


 王様の「乾杯」の言葉と共に私たちはグラスを一気に飲み干したのだが...!


「うぐっ...!?」


 私たちはバタバタと倒れてしまいました。


 急に体に力が入らなくなり、その場に倒れた私を見て王様はこう一言言いました。


「...すまない」


 次の瞬間、私の視界は真っ暗になりとある画面が出てくるのでした。





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