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スパゲティ屋さん

 しばらく野菜のおいしさで談笑していると...。


「お待たせしました」


 運ばれてきたスパゲティをラーメンのように啜り飲み込む小鳥遊優樹の品のないこと...。


 それを内心で笑いながらも私は言葉にしません。


(小鳥遊優樹。こう言う店では音を立てずに食べるのがマナーですよ)


 私はそう思いながら完璧なマナーで音一つ立てずに食べます。


 それを見ていたカズ君が「そこまで畏まらなくてもいいんじゃないかな?」と言ってきましたが、私はそれでもマナーを守ります。


 なぜなら、小鳥遊優樹よりも私の方が品のある女性だと言うことを見せつけたいのですから。


 勿論それを表情には出さず、完璧なマナーで食事を続けていると、当然のように周りから注目され始めました。


「...綺麗な食べ方」


「どこかの令嬢さんかな? でも衣類は冒険者っぽいけど」


「でも冒険者であそこまで品の良い食べ方ができる人はまずいないよね?」


 などと小さな噂話が立っているのが心地よいですね。


 やっぱり育ちが良いとこう言う時にマウントを取れるので重宝します。


 料理を食べ終わり宿屋に戻ると、ようやく石川君達の試練も終わり、次なる戦争に備えることになるのでした。

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