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無能勇者の烙印  作者: 汐倉ナツキ
第一章 勇者ノ往ク末
9/49

転移二日目④/目前の人死に

 


「びぇええええええんん! セイトさぁああんん! だぁずげでぇええええ!!」


 草原にマリネルの情けない悲鳴が響き渡った。


 現在僕とマリちゃんは顔が牛で体が蛙に似た魔物達に追われている!

 その魔物達は蛙の様な脚でぴょんぴょん跳ねて、牛のような口からは汚らしくヨダレを垂れ流している。

 ボタボタとヨダレが地に落ちるたびジュワァと明らかに危険な音が耳元まで鳴り響く。


「酸だよ! あの魔物達に捕まったら絶対溶かされて死んじゃうよぉおおおおお!」


 逃げろ! 逃げろ! 逃げろ!

 何で僕らがこんな目に遭ってるのか……それは数一〇分前まで遡る必要がある。


 数一〇分前───僕はレッドスライムを一〇匹、大した苦労も無く無事に討伐した。

 でもこのまま達成感も無しに馬車に戻るのも何だか背筋がムズムズする為、少しは手応えのある魔物を討伐したい。そう思った。


「セイトさん! せっかくだから他の魔物も討伐しちゃいますかー?」


 だからマリちゃんのこの言葉は渡りに船だった。

 確かにレッドスライムだけ討伐してもあまり経験にはならないだろうとも思った。だからマリちゃんに先導してもらって出会った魔物ととにかく戦いまくった。

 群れた狼みたいな魔物と戦ったり、凶暴な羊みたいな魔物とも戦った。


 魔物との戦いは順調だったし、手応えも感じていた⎯⎯⎯けど、僕のレベルが上がったからなのか段々と魔物を弱く感じるようになって、戦うのが作業みたいに思えてならなくなった。

 そんな時、何度攻撃しても倒れない魔物が現れた。


 多分この魔物はメイドの人が言ってた試しの森のランクCの魔物だろう。

 僕は危険な魔物らしいし「撤退するか?」と考えた。

 でもマリちゃんが張り切って「初めてランクCと戦うけどミーチャで倒すー!」といった具合で意気揚々と杖を振り上げて魔術で特攻していった。


 だから僕も安易に「ランクCの魔物相手でも頑張れば倒せるんだ」と思って再び槍で突撃した。

 それが間違いだったと気付くのが遅過ぎた。

 それが僕らの敗因だった。

 目の前の強くタフな魔物を相手にしてから時間が経過していくごとに魔物が次々と集まって来ていた。


 こんなところで死にたくないしマリちゃんも泣き始めちゃったからいよいよ逃げ出す事にした。

 僕がマリちゃんを抱えて。一目散で。

 そして今⎯⎯⎯現在に至る。


「しっかり捕まっててよマリちゃん! 僕はまだ力加減が出来無くて上手く抱えられないんだから!」

「うんっ! うんんんんんっ!!」


 マリネルは首がもげるんじゃないかと思うほど首を縦に振った。

 釘宮征人は『ステータス強化』と『成長促進』の技能を持っていた。

 少なくとも先程までの討伐で、この二つの技能だけはマリネルの考察のおかげもあって判明していた。


 釘宮が本気でマリネルを抱えたならボギュッと変な音が鳴って即座に口聞かない死体になる事請け合いだろう。

 その為、力の加減ができない釘宮はマリネルを軽く抱える。

 そしてその抱えている腕をマリネルに掴んでもらっていた。


「セイトさぁああんもうダメですよぉおおお! 試しの森にこんな魔物がいるとか訊いた事無いですし……ランクCがこんなに強かっただなんてぇえええ!」

「ちょっとそんな話訊いてない!? っていうかマリちゃんが敵わない時点でもうダメだと思ってたから僕ぁ!!」

「えええ!? 何ですかそれ酷くないですかぁあああ!?」


 釘宮達を追いかけてる魔物の一匹が脚に力を込めてぴょんと軽快に跳ねた。

 魔物は目と口を限界まで開いて獲物を食べようと物凄い速度で迫ってきた。




「「ぎゃああああああああああああ!!!」」




 悲鳴を上げる釘宮達がいよいよ食べられるといったところで、釘宮は地面の出っ張りにびたーんと躓いて運良く魔物に捕食されずにすんだ。

 魔物は二人の頭の上を素通りするだけに留まった⎯⎯⎯今のところは。


「うわぁあああああん! 死ぬかと思ったよぉおおお!」

「僕もだよ! ……って安心してる場合じゃない!」

「きゃああああ! まだ追ってきますよぉおおお!」


 一難去ってまた一難だ!

 正確に言うとそもそも一難すら去って無いんだけどね!

 そこそこ長い時間全力で走り続けてる為ぜぇぜぇと激しく息が上がる。

 いくら勇者の恩恵があろうともそろそろ体力が限界が近い。

 こんなところで、僕は死んじゃうのか……っ!?


「ようやく来たわね!」


 半ば生きるのを諦めていたら馬車の方向からアトゥリエさんの声が聞こえてきた。

 前を向くとアトゥリエさんとキリスさんが馬車を背後にこっちに向かって来るのが見えた。

 気付いたら僕は立ち止まっていてキリスさんとアトゥリエさんの後ろで激しい呼吸を繰り返していた。

 時間が飛んだ?

 違うか。多分酸欠気味で頭が上手く働いてないだけだ。


「……見たところ無事みたいだな」

「死に、かけました……けどね──ッ!」


 僕は荒い息を整えながらキリスさんの軽口に対する文句を言った。


「それだけ喋れるなら大丈夫そうですね」


 けどアトゥリエさんが僕の言葉を華麗に切って捨てた。

 僕はその事に何を思う訳でも無い。

 ただ助かったんだという気持ちが溢れてきたから安心感で脱力して座り込んでしまった。

 その時にマリちゃんをドサッと地面に落としてしまった。

 マリちゃんは「ぎゃん」とキスしてた。地面と。まじごめん。


「……安心するのは目の前の魔物達を倒し終わってからにしろ!」

「っ、はい!」


 キリスさんは僕とマリちゃんに気を配るように視線を向けた後、蛙と牛を混ぜた見た目の魔物の前に出た。


「セイトさんはマリを連れて馬車に戻ってて下さい! 貴方達がここにいては私達が動き辛いので!」

「すみません……お願いします!」


 僕はアトゥリエさんの言葉に従ってマリちゃんを軽く抱えて馬車に向かった。

 遠回しに足手まといと言われたけど、正しくその通りだったから僕が噛み付く事は無かった。

 しかし脱力感が体中を支配してるからか、さっきみたいなスピードは出せなかった。

 それでも僕は着実に馬車まで足を進めた。


「……こいつが試しの森の魔物か……? あんな魔物、この辺で見た事無いぞ」

「キリス! よく見て! あの魔物、分裂してる!」

「……何? あの魔物は『増殖』の技能を持っているのか……!?」


 キリスは疑念を持った。

 技能を持ってる魔物はランクBからのはずだ、と。

 それに『増殖』だけじゃない。

 口からだらしなく垂れてる唾液には『強酸』の技能が付与されている。


 ⎯⎯⎯だからこそおかしい。

 この森には()()()()()()()()()()()()()()()()だから。


「でもランクCの魔物なら私達何度も討伐してるじゃない。見た事無い魔物相手でも流石に勝てないなんて事は無いでしょ?」

「……あの魔物が、()()()()()()()()()()()な」

「それはどういう……」


 アトゥリエの言葉を待たず、魔物が飛びかかってきた。

 キリスは背に掛けていた大剣を抜いて魔物をいなし、アトゥリエは足に隠していた杖を構えながら回避した。


「……まずはこの状況を何とかしてからだ」

「分かってるわよ!〝我らが主神に魔力を捧げる。我等、神々に創造さ⎯⎯⎯」


 まずはアトゥリエは魔術詠唱を始めた。

 詠唱する言葉を知らない者ならば誰も聞き取れない速度で、アトゥリエは即座に詠唱する文言を最後まで言い切った。


「『衝撃波』」


 アトゥリエが告げると同時に杖の先端から魔術が放出された。

 衝撃波はアトゥリエが唯一修得している攻撃系の魔術である。

 回復系統に定評のある白属性の魔術が適性である彼女が、無属性である衝撃波を修得している事に特に深い理由は無い。


 ダンジョンを探索する場合などを想定してナイフを使う近接戦闘だけでなく、もしもの時の為に遠距離の攻撃手段を持っておこうと、そんな風に手札を増やそうとしただけの事だった。


「こんなところで使う事になるとは思わなかったけど……!」


 二人の目の前にいる魔物の大群は口から強力な酸を撒き散らしている。

 その為ナイフで戦闘するのは愚策と考え、衝撃波を行使したのだった。

 そして放たれた衝撃波だが、草花を巻き込みながら地面を抉って真っ直ぐに魔物に向かっていった。

 これがランクCの実力。凄まじい威力だ。だが⎯⎯⎯。


「え?」


 嘘。という言葉はキリスの耳に届く前に溶けて消えた。

 衝撃波をまともに食らった魔物だが、まるでそよ風にでも撫でられたかのように目を細めるだけで、一切ダメージにはならなかったようだった。

 だからアトゥリエは牛頭に食べられた。

 悲鳴すら上げさせてもらえず、代わりにジュワァと溶けた音だけが辺りに広がった。


「……は?」


 キリスの頭の中が白く塗り潰された。

 目の前の現実に頭が追い付かず、訳が分からなかった。

 ⎯⎯⎯楽で簡単な依頼のはずだった。

 数日前、冒険者ギルド内にある掲示板に高額かつお気楽でお手軽な仕事が貼り出された。


 その依頼を誰もが受けたがった。

 当たり前だ。ボロい上に高額なんだ。

 しばらく働かなくても食っていけるほどの金が手に入る。

 だったら依頼を受けたがらない奴なんかいないだろう。


 もちろん最初は皆、国がこんな依頼を出すなんて何か裏があると疑ったものだ。

 そりゃ護衛と戦闘のレクチャーってだけの簡単な依頼なんだ。

 そんなのが高額なら誰だって疑う。俺だって疑った。

 けど、次第に疑いの目は無くなっていった。


 俺を含め皆金が醸す魅力には逆らえなかったからだ。

 こういう欲深い人間ばかり集まるのが冒険者ギルドだ。だから受注する人間を公平にする為にギルド公認でじゃんけん大会が開催された。


 ⎯⎯⎯募集人員三名まで。


 選出ブロックを三つに分けて大の大人が本気でじゃんけんをした。

 それで俺とアトゥリエとマリネルが依頼を受注する権利をゲットしてここまで来た。

 だけどアトゥリエはたった今、目の前で牛頭に食われた。

 汚らしい唾液で息を吐く間も無く溶かされて、原型すら残さないまま⎯⎯⎯死んだ。


「……アトゥリエ───ッ、くっそぉおおおおお!」


 ⎯⎯⎯楽で簡単な依頼のはずだった。

 アトゥリエは普段口の悪い女で依頼人には丁寧な対応をする両極端な奴だった。

 けど白魔術は適性者が少なく貴重だった為、誰もがアトゥリエをパーティーに引き込もうとした。

 回復魔術の希少さに比べれば多少の口の悪さなど気にすらならないからだ。

 そしてアトゥリエはそれなりに仲を深めた相手には甲斐甲斐しく世話を焼く。

 そんな女だった。


 そんな事実もあって王都の冒険者ギルドに所属するアトゥリエと交流のある奴らは皆アトゥリエの事を気に入っていた。俺だって気に入っていた。

 金と男にガメツイ女だったが、割と人当たりの良かった性格が全てのマイナスを帳消しにしていた。


 ……いや、もしかしたら俺はあいつが割と好きだったのかもしれない。

 だから彼女が殺されて怒りが噴出したのだろう。

 仇を取れと煮え滾る怒りが俺の心を沸騰させているのだろう。


 ⎯⎯⎯だから、コイツらは皆殺しだ!




 ▼




 馬車との距離はあと数メートルほどという距離でふと振り返った時、アトゥリエさんがあの蛙頭の口の中に吸い込まれていった。

 だったらもう結果は分かり切った事だった。


「あ、ああ……っ、アトゥリエさんが、死んだ……っ?」


 キリスさんもいつまで持つか分からない。

 僕達もいつ殺されるか……くそっ、こんな最低な事を考えてしまう自分が嫌になる。

 足が完全に止まってしまった。

 魔物の大群から逃げていた時よりも死を身近に感じたからだ。


 逃げても無駄。迎撃しても無駄。

 あのキリスさん達ですら……もう為す術は無かった。

 腕に抱えていたマリちゃんがさっきより泣き喚いているようだったがもう今の僕に構ってあげる余裕は残ってない。


 何が「この国を守ってみせます!」だ。

 自分の命すら脅かされて結局口だけじゃないか。


 こんな訳の分からない世界で、訳の分からない理由で、訳の分からない生き物に殺されるのかと頭の中には理不尽に対する文句がグルグルと回っていた。

 しかし、その中でたった一つだけ何度も脳裏を過ぎる言葉があった。


 ⎯⎯⎯死にたくない!


 それは生物として至極当たり前の言葉だった。

 次第に僕の頭の中は「死にたくない」という言葉に埋め尽くされた。

 死にたくない! 死にたくない! 死にたくない!


「あ……っ」


 そして僕は恐怖で精神を擦り切らし、眩暈や頭痛で意識が朦朧として、最後には⎯⎯⎯気を失った。

 その頃にはキリスも牛頭に捕食されていた。

 ⎯⎯⎯絶体絶命。

 そんな状況下で、マリネルは⎯⎯⎯。




「キリスさんも……アトゥリエさんも……魔物に食べ、食べられ……っ!?」

「御子柴さん!」


 知らない仲では無い人達が死んだ。

 それも呆気無く。

 相手にすらなっていなかった。

 だから死が俺達二人に迫ってきている。


 キリスは言っていた。

 俺達は万が一の時の弾除けだ、と。

 きっと生き残るつもりではあったのだろう。

 今となれば分からないが、いざとなれば自分達だけで逃げてでも。

 だが結果としては死んだ。

 食べられて、溶かされた。


 衝撃の光景は俺達の未来を映しているようにも見えて、恐怖でとても自分を保てなかった⎯⎯⎯御子柴さんがいなければ。

 俺はきっと縋った様な目で御子柴さんを見つめているのだろう。

 御子柴さんも縋ったような目で俺を見つめていたから。

 お互いの存在を頼りに俺達は恐怖心に耐えていた。


「自分で選んだ仕事くらい最後までこなしなさいな⎯⎯⎯薄汚い冒険者風情が」


 今の状況とかけ離れた苛立ちを隠さない物言いに俺達は声がした場所に視線を向けた。けど、御車台には誰もいなかった。

 メイドは……どこに行った?


 俺達は反対側。釘宮の方に視線を向けるとそこには意識を失っている釘宮を抱えて馬車に到着したメイドがいた。

 まるでマジックでも見せられたかのような速さだった。

 消えたと思ったら、後ろにいた。


 動揺した御子柴さんは異常を起こしたメイドにも恐怖の目を向けようとしていた。

 けれど、何となくその行為は不味いと考えた俺は御子柴さんを胸に抱き寄せ、メイドに見えないように顔を隠した。


「勇者様方、これより馬車は近隣の村へ避難します。あの魔物はランクBの群れなので、今のレベルの勇者様方では到底敵わない相手です。何故Bランクの魔物が試しの森にいたのかは不明ですが、あの魔物などはカルメロルツの騎士が対応するのでどうかご安心を」


 人が死んだのにメイドは自然体だった。

 朝から変わらない無表情のまま釘宮を俺達の乗っている荷台に乗せて、メイドは御車台に乗って馬車を発車させた。

 しかし、メイドの変わらない自然体がこの状況ではあまりにも不自然過ぎて気持ちが悪かった。


 そういえば「マリネルはどうしたんだ?」と思い出し魔物の群れに視線を向けた。

 マリネルは魔物の群れに囲まれていた。

 涙をぼろぼろと零し号泣しているが、ぺたんと座ったままその場を動こうとしない。

 多分腰が抜けているのだろう。


 足元にはマリネルがミーチャと呼んでいた杖が放置されていた。

 その杖はもう杖と呼べないほど溶かされている。

 それが反撃すらせず無抵抗で号泣している理由の一つなのだろう。

 泣き叫びながらマリネルは俺達を見た。


 目が合ってしまった。

 彼女の悲壮感溢れる表情が俺達に訴えてくる。助けて、と。

 そんな様子を見てしまえばメイドが釘宮を回収する為にマリネルを囮にした事は明白だった。


 だけど、可哀想⎯⎯⎯とは微塵も思わなかった。


 俺の心の中は窮地を脱したという安心感だけが支配していた。

 ありがとう。ありがとう。ありがとう、と。

 ただただ感謝の気持ちだけが脳裏を駆け巡った。

 生きている事に感謝を。

 囮になったマリネルに感謝を。

 同郷の釘宮を助けてくれた事に感謝を。

 感謝感謝感謝感謝感謝感謝感謝感謝感謝─────ふ、ははははは、はは。


 ああ、ダメだ。

 こんな世界にいたらおかしくなる。

 狂ってしまう。

 道徳意識が、規範意識が、人権意識が、自己規律が、社会常識が、価値観が、倫理観が、日本人であるという思想基盤が全て狂わされる。

 ……手遅れになる前に早く帰りたい。


 学校に行って、勉強して、部活して、恋して⎯⎯⎯普通に生活していたかった。

 元の世界に帰りたい。

 そして一刻も早く普通の生活を取り戻したい。


 でも、その望みを願おうにも俺にはその力が⎯⎯⎯。










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