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19話目 猫耳少女の武器武装を考察し試射したりする様子が語られるくだり、もしくは武器開発主任の本気をかいま見るくだり

私の考えた最強の武器、について考察、実験、したりするくだり


 最強の武器というものは存在しない、あるのは最適な、もしくはそれに近い武器やら兵器。過不足なく結果を使い手にもたらすことのできるそれが、必要。射程、威力、維持にかかる手間、最装填にかかる時間、取り回しの難易度。色々な要素が、その場の状況に合っているということが、大切。

 であるならば、彼女、猫耳少女、着ぐるみ衝撃装甲バージョンにふさわしい武器とはなんであろうか?という話から始まる。使う場所はまずは屋外。視界が開けているなら、遠距離射撃武器、この世界で一般的なそれとすれば、弓矢のたぐい。機械式の弓矢、いわゆる弩やらクロスボウとよばれるそれもまた存在する、が、精度やら、射程やらは正直物足りない。上級者に置いても、射程はせいぜい数十mくらい。1kmを越える射撃なぞ、夢のまた夢。というか、あちらの世界でも1000m越えの精密射撃しかも手持ち武器とか、超人の世界ではある……装備によっては難易度が下がるけども。

 もっとも魔法という非常識な手段を併用した投擲術やら、弓術やらならば、1kmどころか世界の果てからも弓を放ち目標に命中させるなどということが誇張も無しに出来る可能性がある……でたらめな、弓矢で大陸間弾道弾を再現とか、非常識にも程がある。さすがに、魔法の制御用の領域はかなりのモノになるけれども。しかし、今回必要とする射程はせいぜい数百mのオーダで充分。基本その程度あれば、一方的に殲滅できる。対象の数を複数と想定して、弾幕を張る方向で考えると、細かい弾を無数にバラまくか、放ったものが炸裂して、周囲を巻き込むか、効果範囲の大きな熱線のようなものでなぎ払うか、という形状が考えられる。もしくは、毒ガスなどのケミカル兵器を想定、偽善的な条約が存在しないこちらの世界では、基本的に禁じては無いと考える、けれども、自身の制御のしやすさを考えると、悪手かもしれない。絡め手としては有効と判断、かなり趣味が悪いとも認識できる。せいぜい、目眩ましとか、鎮圧用のショック系の毒物に限った方が良いか。後味うんぬんはいまさらではあるかもしれない。

 多目的弾頭、用途に応じて変更できる弾を発射できる機構、というコンセプトで調整する方向で検討。推進器官は、魔法を併用することを前提にしたもので良いか?完全に魔法の臭いを排除した装備を作成することも可能ではある、けれども兵站を考えると逆に魔法併用型の方が有利かもしれない……、戦闘はどれほど継続させる予定なのか?という構想も必要か?そもそも勝利条件が曖昧であるか?彼女が戦う時の状況を想定してみるに、拠点防衛戦闘の場合と、野外制圧戦闘、拠点攻略戦闘、威力偵察、要人確保、補給線の破壊、戦略的な示威行為……と多岐に渡るわけではあるからして、それらを全てまかなうことの出来る兵装と考えると訳が分からなくなるうえにとっちらかりそう。そもそも戦略兵器としてのそれなら、この迷宮そのものの機構を使用したほうが、早いしスマートと考える。大陸間弾道弾並みの攻撃範囲は、少し時間を掛ければ構築できる、というようりも眠りから目覚めさせれば、壊滅に関しては世界を数度滅ぼしておつりがくるような兵装がごろごろと眠っている……少なくともスペックの上では。衛星軌道上にある、端末を復帰させれば、更にその世界への影響力が増すことになる、宇宙空間の方が、劣化が少ないという予想もあるので、多分衛星は無事ではないかな?とも思う、もっとも状態の維持管理に保存の魔法というでたらめな存在があるこちらの世界に経年劣化という心配をしなければならないことが、ほぼ無いという点が、過去の装備の復帰に対する心配を軽減させているということもあるわけで。つくづくご都合主義的な世界だなと、客観的に思う。

 さて、彼女の装備だけれども、多目的弾頭発射系の大筒といった形に落ち着く。カートリッジ式で引金があるタイプ。弾数は3ほどに制限する取り回しの関係で。長さはだいたい彼女の身長くらい。着ぐるみタイプの装甲に合わせて固定できるようにしたり、手でもてるようにもしてみる。予備弾倉は腰に吊るすタイプで。拠点防衛なら、側にキャリアータイプの自走式を置いておいて、補助してもらうことに。推進はロケット方式で、触媒に魔法を反応させて、爆発的に容量をまして、その反動ですすむ方式に。触媒の確保も魔法で行えるようにして、兵站を長くする。あと、弾頭も製作できるようにありふれた金属で作成。砲塔にあたる部分は、少々丈夫に作っておいて、これのメンテナンスは簡易にはできるものの、作成は安易に出来ない精度に仕上げる。非戦闘時の持ち運びについては、専用のキャリアバックを用意するべきかなと。分解して収納して、戦闘時には組み立てて使用。弾頭の大きさは、十数センチほどの円筒を選択。だいたいあちらの世界で言うところの、自販機のジュース程度の大きさとする。弾頭の種類は、殲滅用のいわゆる散弾が入った弾頭やら、炸裂爆発即壊滅をキャッチフレーズにした、爆発系やら、燃焼をテーマにした熱い奴やらを選択。戯れに、毒ガス系列も見てみるが、無難に笑気ガスやら、目つぶし系列にとどめておく。魔法と併用することで、限定核兵器弾頭も可能なのだけど、さすがに、都市ひとつを壊滅させることのできる弾頭を複数もちあるくのはどうか?とも思うので、検討課題にあげておくことにする。もっとも生物兵器系列にはさらにヤバくてエグいものがあるので一瞬でしかも限定的な効果であるように見えるニュークリア系列のほうが爽やかに感じるというところで、ああここは確かに悪の秘密結社の秘密基地だったんだなと再認識される。

 試射は、迷宮内の広い空間で行う、通常は巨大生物型の守護者と侵入者が丁々発止を行う場所であるので、かなり広い。的は、その守護者を動かすと、魔法粒子の消費はバカにならないので、迷宮のメンテナンスデバイスが用意した動かない的で。石柱であったのだけどもそれは、見事に轟音とともに砕けるし、燃え尽きるし、吹き飛ばされるし。威力も範囲もおよそ満足の行く結果に。

 改良した、整備魔法も無事発動。材料さへ用意できれば、弾頭の製作も余裕。もっとも日に作成できる量には限りがあるけれども。これで、開けた場所での壊滅用兵器、のめどは立った。あとは運用して行くうちに改良とか、運用方法の確立をしていけばよい。いい仕事したかもしれない。

 引金を弾いて、的を破壊していく着ぐるみ猫耳少女の笑みが少し怖かったような気がする、あれはそう、トリガーハッピーとか言う現象ではないだろうか……。まあ、性能に影響は無いようなので良いか?


近接打撃武器について考察するくだり、もしくは、ちっちゃい女の子が振り回す大きな武器に対する嗜好について、熱く語られるくだり


 さて、近接戦闘用の武器を考えよう。この場合想定される戦闘は屋内とか、視界が開けていない空間でのもの。取り回しを考えると、ナイフやら、小さな剣やらが良いはず、なのだけれども、破壊力に関して言えば、やはり長柄の獲物がおススメ。とくにこのハンマー的ななにかはビジュアルが強烈。長さは1.5mほどで、打撃部分は、俵のように大きなもの。普通に考えて、取回すどころか持ち上げることも不可能なほどのものなのだけれども、それを可能にする少女の筋肉性能があるわけで。単純に叩き付けるだけで対象を粉々に砕き押しつぶすことのできる破壊の象徴という感じですばらしのですよ。そして、それを振るうのが年端も行かない少女という点もまた、いい。ギャップがよろしいのでは無いでしょうか?どこに伺いをたてているのであろうか、この武装開発主任の取説。一応重心を意識してふりまわせば、取り回しに補助が入るように魔法をしかけてある、いわゆる魔法の武器だそうで。凶悪な外見には似合わず、ビビットな色遣い、というか銀を中心にした、色合いに、複雑な文様を赤色に近い色合いの金属が、表面に踊っているというビジュアル。まあ、確かに視覚的な威圧感とか、相手の戦意を喪失させるとか言う点では優秀かも?いわゆる魅せる武器としてはよいかもしれない。やや過去の武器開発主任の趣味嗜好に押される形で採用することにする。

 肉体改造がすすんでいる猫耳少女さんは、この凶悪なハンマーを軽々とふるっておられました。卵の騎士との模擬戦でもなかなかいい線いっているので、意外とあっているのかもしれない、少女と巨大武器?とか錯覚してしまったのは内緒にするべき過去の黒歴史ではないだろうか?と愚考する次第。

 ただし、さすがにこれをメインウエポンにするにしても、サブとして、狭いところでの取り回しに必要な武器武装を用意しないとう発想は無いので、考えることにする。やはり大振りのナイフに落ち着くところではあるけれど、変わり種として、ナイフを組み合わせて、弧状になり、投擲することのできるモノにする。いわゆるブーメラン。魔法制御で、必ず戻ってくるようにする。運動量が残っていることが前提だけれども。補助的に推進機関もいれてある。あくまでも剛性が損なわれない程度ではあるけれど。密着戦闘で大きめの二本のナイフを振るい、距離が開いたところで、組み合わせて投擲。正面からのは避けても、背後から弧を描いてもどるそれに貫かれるというビュジュアルを狙ってみる……結果模擬戦では、投擲スピードが早過ぎて、正面からのそれを避けることが出来なく、食い込み、さらに推進機関が傷を押し広げるという、なかなか実際の対象に命中するとかなりエグい絵面になるのではないかな?ということとなったわけですが、まあ、意表はつけるか?と納得。

 戦闘用の補助ユニットとして、小人型錯乱兵器の導入も、この大振りのブーメランと一緒に勧められているけれども、維持管理を考えるとどうかなという思考が入って考慮中。ただ、同じようなものでも、犬的な戦闘補助デバイスには惹かれるものがある。小人型というか小猿?とちがって悪目立ちもしなさそうではある、けれども、こちらを使うのなら、小太刀二刀流がおススメとか、威力が低くとも、体術が正義とか、いや、むしろ犬がメインウエポンとか片寄った取説の記述が気になるところ。全体的に作られた武装の、その性能からみて、優秀だとは思うのだけどもこの武器兵器開発主任、趣味思考がどうも残念な方向であったのでは無いかな?と予想されて、少し怖い。どこまで本気なのか、いや、むしろ、どこまでも本気であったが故に、たどり着いた悪の秘密結社であったのだろうか。

 なんにせよ、肉体改造と、武器選択は順調にすすんでいる。訓練を飽きるほど繰り返して、反射的にこなせるようにしてもらおう。まあ、集中力やら、習熟速度やらは、忠誠心からか、恐るべきものがあるので、ものの半年もあれば、一国を相手取るくらいの戦力にはなろうかな?

 私?核分裂どころか、核融合すら自由自在なわけで、戦力的にはこの星で一番に近いのでは無いかなと井戸の中から胸をはっていますが何か?

 ……そろそろ外の世界の偵察を本格化したほうがよろしいような気がしてきましたね。


 さて、次の一手にかかりましょうか。

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