遺伝子覚醒者収容監獄島: ミスト・ウェイ
ガァアッ!!
(夏美が襲撃者へ噛み付きに掛かる)
おっと!
(のらりくらりと攻撃を躱す)
ラァッ!!
(懐に仕込んでいた投げナイフを三本飛ばす)
シャッ!!
(一本が頬を軽く掠めた)
チッ....!!
あぁ、言い忘れていたな....
(突然甲高い音が拠点全域に鳴り響く)
な、何の真似だッ!!
(再び投げナイフを指に挟む)
*その時、零牙が窓から顔を出す*
大変だ夏美!!
屋敷内に大量の爆弾が仕掛けられているッ!!!
なんですって...!?
ハハハハハハハァッ!!!
(高笑いしながら塀の上からどこかへ消える)
......カチッ
(屋敷内から一斉に起動音が鳴る)
ボガァァァアアアンッ!!!
(爆炎と爆風が一気に屋敷の
半径20mほどを吹き飛ばしてしまった)
キャアァァアアッ!!!
(爆炎が夏美達を包み込む)
............シュォォォォ
(灰燼が舞い散る中、
誰かが瓦礫の中から起き上がる)
イッ...タァ......!!
(全身を血しぶきに包むながらも、
辛うじて生きていた香蓮だった)
へ...変身....!!
(香蓮の姿が夏美同様に変異し始める)
*生物は、軟体動物型...
エラビル科: ヌマエラビルだ*
(額から四本の触覚が生え、皮膚からは薄い膜が
張られ、直径1mmほどの粘液線が表れる)
ジュァァァ....
(ドロリとした音を立てながら、
傷口が少しづつ再生している)
み、みんなのところへ行かないと.....!!
(燃え盛る屋敷を突き進む)
ゴォォォォオオ......!!
(血や木がが焼け焦げ、不快な臭いが鼻を突く)
......あれは!!
(窓に寄りかかりながら左半身に
爆傷を受けた零牙だった)
*零牙へゆっくりと近寄る*
すぐに治してあげますから.....!!
(零牙の左胸に手を置く)
生命転写!!!
ギュォォォオオ.....!!
(ゆっくりと傷口が癒えていく)
*ヌマエラビルの能力とは*
自身の生命力を他者へ送り、送った相手を
ゆっくりとだが、治癒することが可能である
....香蓮...か?
(零牙の瞼が開かれる)
俺は...いい.....夏美と...条星を
何言ってるんですか、
全員助けるに決まっているでしょう!!
(零牙を抱えながら窓を乗り越える)
夏美さん!!条星さん!!!
(一階へ横たわっている夏美と条星を発見する)
酷い傷だ...すぐに治してあげますからね!!
*十数分後*
ここまで...来れば.....
(高台へ避難し、自身の傷を治し始める)
みなさん...死なないでくださいね.....
*ヌマエラビルの能力とは.2*
治癒できる範囲には限界がある
壊疽した部位や完全に損壊した肉体、
病に侵された者、すでに命を失った者に対しては、
生命転写を使っても回復は望めない。
jhgfgh
**香蓮の意識は闇へ堕ちる...**
.....全員連れて行け
(何者かがそう呟くと、
黒服達が意識のない条星達を担ぎ上げる)
**謎の施設へ四名が送られる**
全員目を覚ませ!!
(看守のような服装を着た者が声を張り上げる)
っ....イッタタ.....
(条星が見慣れない場所で目を覚ます)
ここ...は.....?
貴様!何をノロノロとしている!!
(鞭を条星の背へ叩きつける)
さっさと作業房へ移動しろ!!
なんなんだ...急に....?
(言われるがままに他の人達へついていく)
...ねぇ
(誰かが条星の肩を叩く)
災難だったわね、アイツに絡まれて
..... アンタは?
(話しかけてきた相手の外見は、白髪にロングな
髪型、そして条星とあまり差のない背丈だ)
私の名前は東原 美結
ここは脱獄不可能と言われている遺伝子覚醒者専用の
収容監獄島、*ミスト・ウェイ島*よ
ミスト・ウェイ...?
聞いたことがない島だな
それもそのはず、この島は表向きには公表されてない
収容監獄島とは名ばかりの人体実験施設よ
....それに、俺以外に仲間が三人居るはずなんだが
(あたりを見渡すが、見知らぬ人物しか居ない)
あなたを運んできた看守達の輸送車に
結構乗ってたし、その中に居るんじゃないかしら?
(通路前を走行している囚人輸送車を指差す)
ウウウゥゥゥ....!!
(うちっぱなしの床を
ゴムタイヤが走行する音が響く)
..........
(夏美と零牙がこちらを
覗いているのが伺える)
クソッ...なんとかこの監獄島から
出ることはできないのか!?
(美結の両肩を揺さぶる)
.....一つだけ、抜け出す方法があります
(美結が作業房のあるダクトを指差す)
この部屋の隣には、看守室があります
つまりあそこのダクトは隣の看守室へ
繋がっているということです....
看守室へ行けば、きっと房の鍵があるでしょう
.......なるほど
(作業房の隅にある鉄パイプを手に取る)
ッ....!!
*条星が鉄パイプを集団へ投げ付ける*
何をなされているんですか?
これで暴動を起こすんだよ
*その瞬間*
イッテェな!!誰だ今の!!
っるっせぇな!!俺じゃねぇよ!!
嘘つけ!隣にテメェが居たじゃねぇか!!
情報ありがとうな、俺はそろそろ行くぜ
(ダクトの扉を殴り破る)
すぐ戻るから、俺の分の作業頼んだぜ!
.......はぁ
**ダクト内**
ったく...掃除くらいきちんとしておけよな
(煤まみれのダクトをほふく前進で突き進む)
.....光が見えてきたな
.........あれは?
part4 END
part4閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回は特に決まってない!




