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黒崎条星は逃げられない  作者: とある小説の製作者
天環街編〜激闘: 羅刹編〜

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31/34

染まる色は白銀色



ドガァァアアンッ!!!!

(空将のタックルに巻き込まれ、

      留々花がビルへ衝突する)


ガハァッ!!

(血を吐き出しながら地面へと這いつくばる)

空将...殿


ひさしぶりだな...陸将?

いや、今は裏切り者のコウモリの下僕だったか?

(空軍将軍クロウ....生物(モデル)大火喰鳥)


兄さんが来ていた時点で予想はしていましたが....

あなたがわざわざ羅刹の応援へ駆けつけるとは

(落としてしまった

   ロングナイフがない今、徒手を構える)


........私の父親なものでな....あんな男でも

(同じように徒手を構える)


......そうですか

(押し問答もそこそこに、留々花が走り出す)

ッ.....!!


*驚異的な動体視力で一撃を避け、

        ボディブローを叩き込む*


おっと.....ッ

(目を見開きながらカウンターを出す)

ほらよッ!!


*今度はクロウのアッパーが留々花をカチ上げる*


ガフッ.....!!

(血を少し漏らす)

ッゥ!!!

(互いに拳を突き出す)


ズギャァッ!!!

(骨と骨がぶつかり合う音が響く)


ッフ....いい拳だ、だが……重さが足りねぇな!!

(クロウの拳が留々花のガードを突き破り、

            無防備なその胸元へめり込む)


カハッ……あ、あああああッ!!

(留々花は背後の壁に再び叩きつけられ、

       肺の空気を強制的に絞り出される)

……っ、ハァ、ハァ……流石、は……空将殿…

(意識が遠のきかける中で自身の舌を噛み、

      その激痛で無理やり意識を繋ぎ止める)


ほう、まだ目が死んでねぇか...流石は

陸将を務めただけのことはある...だがな……

(クロウの脚に、陽炎のような熱気が立ち昇る...

   大火喰鳥の真髄――超高熱を帯びた蹴撃の予備動作)

元同業者としての情けだ...一撃で焼いてやる

……二度と、父上の邪魔はさせんッ!!!


……それは、こちら、のセリフです……ッ!!

(留々花が地面に転がっていた鉄パイプを、

         折れた腕で無理やり掴み取る)

ッリャア!!!


*全力で鉄パイプを投擲する*


悪あがきをッ!!!

(軽々と蹴り飛ばす)


死ねッ!!

(クロウの豪脚が、大気を焼き焦がしながら円を描く)


ッ.......!!

(肉をこがしながら留々花の首筋へ迫る)

リャアッ!!!


*右側の地面へ頭を叩きつけるように必死に避ける*


おっと

(脚から煙を放ちながら留々花の頭を掴む)

次は外さない.....!!

(頭蓋が振盪する勢いでアスファルトへと叩きつけられる)


ガハァッ!!!

(視界が白黒反転する)

イッ.....!


随分と入ったようだな?

(頭を離し、懐から怪しい注射器を出す)

コイツでお前の目を醒させてやる.....


.......なんですか、それは?

(怪しみながらもゆっくりと体を起こす)


コイツはな、組織の開発途中のあの裏切り者(美亜)

眷属化した者の、いわば呪いを解呪するための薬品だ

(少しだけぴゅっと液体を出す)

ほら、手を出せ


っやめ...ろッ!!

(必死に振り払おうとするが、

   力の抜ける肉体じゃ限界のようだ)


お前を真っ白なカラクリ人形に戻してやるよ!!

(袖を破り、肘裏の血管に注射をあてがう)

往きなッ!!無限の地獄に!!!


ガァ!?アァァァァアアアッ!!!!!!

(薬液を注入された途端、

   注射口を中心に赤い発疹が現れ始める)


*そして...黒い煙を上げながら留々花の瞳が元の黒色(コクショク)に戻る*

......言え

(留々花にナイフを返しながら)

お前は誰の物だ?お前は誰に仕える?


......私...は....

(虚ろな表情で俯きながら、ナイフを握り締める)

私...は....!!

「マス...ター.......たすけ...て.....くれた.....

        奴隷のように生きる...人生から」

.........私は


*ナイフを逆手に持つ*


永遠に....マスターの物ですッ!!!

(ナイフを振り上げてクロウの頬に突き刺す)


ッハ....?

(突き刺されたナイフに手をかざしながら)

ッギャァァアアアアアアア!!!???


私がカラクリ人形...?ふざけるな!!

(ナイフを抜き取ってもう一度振り上げる)

私は永遠にマスターと...

条星さん達と死ぬまで過ごすんです!!!


っざけんなァッ!!!

(振り下ろされたナイフの刃を握り止めながら)


ッ.....!!

「まだそんな力が....!?」

...ッツアアア!!!!!


*その時*


.......やっと追いついた....お姉ちゃんッ!!!

(白い髪をたなびかせながら美亜が降下してくる)


......マスター!!

(留々花の瞳に光が宿る)


なッ....!?

(クロウの瞳には真逆の絶望が浮かぶ)


お姉ちゃんに....!!

(牙を突き立てる)

何してるのォォッ!!!!


*牙が頸動脈を食い破り、

    約4cmほども深く肉を食いちぎる*




**グアァァァアアアアアッッッ!!!!!!!!!**














part29 END



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