ドーベルマン
だァッ!!
(跳んで行ったであろう方向へ
ロングナイフを振り下ろす)
ザァッ!!
(宵宮の胸元を袈裟に削る)
オラァッ!!
(追撃で腹部へ蹴りを入れる)
クッ....!!
(ジェット噴射を使い、背後へ跳び退く)
近距離は不向きか....
ダァダァンッ!!
(共に退け反った勢いで、
いつの間に抜いたのかー)
ガァッ!?
(ノールックだったためか、
一発だけ速射が宵宮の頬深くを捉える)
生意気な....!!
(背から水を発射し...)
シャァッ!!ブシャァッ!!
(先ほどよりも勢いを
増しながら室内を跳躍し続ける)
――目では追いきれないか!!
(二丁拳銃を地面へ転がし、
ロングナイフへ再び持ち替える)
サリャアッ!!
(移動したであろう方向へ
致命の一太刀を振り下ろす)
....それは残像だ
(蒸発したかのように姿が影へと溶ける)
何ッ...!?
(条星の後頭部へ硬いナニかが押し当てられる)
チェックメイトだ....
(――その瞬間)
パァアンッ!!
(宵宮の銃口が破裂する)
.....は?
「今だ....!!」
ガラ空きだぜッ!!
(バク転の要領で膝蹴りを
宵宮の鼻部へぶつける)
ドゴォッ!!
(鼻血が止まることなく
蛇口のように流れ出る)
カッ....!
(――それと同時に何かのピンを抜く)
プレゼントだッ!!
(楕円形の物体を宵宮の口内へ押し込む)
こ、こえあ...!?
(これは)
*条星が分厚めの遮蔽物へ飛び込む*
ドゴォォォオオオッ!!!
(爆炎と突風が室内を包む)
グアァァアアアアァッ!!!
(宵宮の血飛沫の混じった断末魔が轟く)
ヒュォォォオオ.....
(煙が晴れてきた頃――)
ァ.... アァ........
(呻きながら立ち尽くしている宵宮が現れる)
ッシャアッ!!
(ロングナイフを手に、駆け出す)
一刀両断ゥッ!!!
ズシャアアァッ!!!
(宵宮の首をナイフが通り抜ける)
ガァッ....!
(勢いのまま前へ転び、地面へ激突する)
お前の生物と...お前の武器は、
最高に相性が悪かったんだよ.....
高速の体重移動を続ければ、金属の塊の
マグナム銃は、簡単に歪み始める....
その状態で発射すれば、暴発は免れねぇ....
**そう言い残し、ビルを後にする**
スゥゥゥゥ......
俺の勝ちだァァアッ!!!!
(勝利の雄叫びを挙げる)
**後処理は清掃役へ任せ、バイクで拠点へ戻る**
ただいま〜
(扉を引き、靴を脱ぐ)
おかえり〜....って肩負傷してんじゃねぇか!?
(急いで衛生役へ連絡する)
いやいや、これくらいなんでもn..
いいから手当て受けてこい!!
へ、へい....
*条星が救急室へ向かった頃*
全く、条星のやつ...
病み上がりのくせに無茶しやがって....
フフフ...まるで彼女さんみたいね.....零牙?
(リビングから香蓮が現れる)
誰が彼女だ!
アイツはああいうところがあるからな...
まぁ、条星さんは意外と
負けず嫌いな一面があるからかしらね...
(目を細めながら微笑む)
プルルルル....
(すると、固定電話のある廊下へコール音が響く)
お...?電話か?
(零牙が電話へ出ようとすると)
あ!私が出ます!!!
(焦ったように受話器を奪う)
お、おい!
もしもし!?
(焦り気味に相手を伺う)
.....私だ
(電話の相手は、香蓮が
昨日電話していた組織のNo.1だ)
ボ...ボス....
例の人体実験の件だが....
.....はい
(ゴクリと唾を飲み込む)
素晴らしい被験者が現れてな、
そちらを受けさせることにした...
お前たちは引き続き任務遂行へ専念してくれ
(そう告げると、電話をすぐに切った)
......ふぅぅぅぅぅぅ!!!
何ため息ついてんだよ
安堵のため息ですよ!!
全く、人の気も知らないで....
?
**医務室では**
はぁ、条星さんってば...
なんでそこまで無茶するんですか
(夏美が少しキツく包帯を結ぶ)
イダダダッ!!怪我人には優しくしろよ!!
(椅子から飛び上がる)
これくらいしないと条星さんは
おんなじことしますからね!!
(テープで包帯を止める)
次同じことしたら私の生物使って
噛みつきますからね!!
いやダメだって!!
お前の生物顎めっちゃ強いだろうが!!
**その時、何者かが窓を通り過ぎる**
......?
今って誰か外出てたっけ?
いいえ?全員室内に居るはずですが....
......敵か
(そう言い切りると、瞬き一つの間に飛び出す)
ドゴォッ!!!
(外に居る人影目掛けてドロップキックを放つ)
グアアッ!?
(外にいた人物の脇腹を破壊する)
誰だ、テメェは...名乗れ!!
その服装...政府の手の者か...!?
(相手の姿は、白いスーツに身を包み、
白銀のシルクハットを被っている)
み、身分を明かす筈がないだろう...!!
私は誇り高き暗殺者なのd..
ゴォオッ!!
(条星が暗殺者の首を捻じ切る)
この様子、おそらく一人じゃないな...
全員!!周囲に警戒し、一人になるなァッ!!
(敷地内に敷地内を響き渡る程の声量で叫ぶ)
条星さんッ!!後ろッ!!!
一歩遅かったようですねぇ....?
(鋭い何かが条星の背中へトンと触れる)
.......ッ!!
(背後へ振り返った瞬間――)
ズァァアアアァッ!!!
背骨を断ち切るほどの
切り上げが条星を襲う)
グアアァァッ!!!
(前へ吹き飛ぶほどの威力だったようだ)
ァ....ゥ.......
(力なく地面へ倒れ伏す)
条星さんッ!!
(窓から何者かが飛び出す)
変身ッ!!!
(その人物はそう叫ぶと、姿が変わっていく)
ギュォッ!シャアッ!!
(猛犬のような耳が生え、犬歯が伸び
腕が黒色の体毛で覆われていく)
ほう...?生物は.....哺乳類ですかね?
(条星を襲撃した人物が推測を立てる)
アアァァッ!!!
(驚くほど速く地面を駆け抜け、
襲撃者へ飛び掛かる)
なつ...み.....
(変体を行った人物は、
誰であろう夏美...彼女の生物は....)
おっと!
(襲撃者が大きく飛び退き、
フェンスの縁に片足で立つ)
興味深いねぇ...君の生物はなんだい?
.....哺乳類型....犬科...*生物: ドーベルマン*ッ!!
part3 END
part3閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回...陸幹部襲来!!




