ヴァンパイア
私が...お姉ちゃんを守る!!
(背丈が留々花ほどまで伸び、
犬歯が鋭くなり、爪は鋭利になり、髪が腰まで伸びる)
......生物吸血鬼の覚醒か....!
(一歩退き、ナイフを構える)
ッ.....!!
(軽く踏み込んだ瞬間....)
ズサァッ!!!
(あっという間に爪が留々雅の右腕の二の腕を裂く)
........は?
(痛みが遅れてくるほどの速度で、
意識し始めた瞬間に血が飛び散る)
........脆い体ね
(ふわりと舞い上がったかと思うと、
背中から悪魔のような翼が生える)
留々花お姉ちゃんの仕返しよ....!!
*急降下し、留々雅の頸動脈を狙う*
不味いッ....!!
(腕を交差し、防御する)
ガブゥッ!!
(左前腕へと噛みついたかと思うと....)
ジュルルルッ!!!
(血管へと牙が刺さり、血を吸い始める)
プァッ.....!
(血の水滴を垂らしながら口元を拭う)
ごちそうさまです.....!!
*美亜の瞳が濃くなり、力が増していく*
化け物が....!変身!!
(変体を行い、空へと飛び立つ)
無駄よ!!
(同様に舞い上がり、留々雅の足首を掴む)
墜ちろッ!
*グイッと足を引いて地面へと叩き落とす*
グァッ!!
「なんて高い俊敏性...!」
ふざけるな!!!
(スペツナズ・ナイフを向け、発射する)
.....遅いわよ
(瞬き一つの間に、ナイフを全て弾き飛ばす)
馬鹿な!?
(急いで再装填しようとする)
....そこ!!
(倒れるように飛び出す)
ズサァッ!!
(四本の爪が、留々雅の胸元をバッサリと斬る)
しまった....!!
(急いで旋回し、後方へと走る)
逃がさないわよ....
(徹底的...まさに徹底的に追撃する)
つ〜かまえた...!!
*ドゴォッ!!!*
ガフッ!?
(強烈な前蹴りを受けて、背骨へ何本かヒビが入る)
アガァッ!!!
.......トドメよ
(倒れ込む留々雅の髪を掴み上げ、首筋へと牙を突き立てる)
ガブゥ!!
(ゴクゴクと血を吸い上げ、
留々雅の色ツヤや筋肉のハリが無くなっていく)
アァァァァァ.......!!!
(うめき声を上げながら、少しずつ瞳が生気を失っていく)
プァ....!
(頸動脈を少し抉った後に牙を引き抜く)
......留々花お姉ちゃんの仕返しよ
....マス...ター.....?
(留々花がゆっくりと瞳を開け、成長した美亜を見つめる)
....ッ!お姉ちゃん!!
(瞳は少し前の頃の色へと戻り、留々花の元へ走り出す)
**東区**
お前は...これで満足だったのかよ.....?
(裏口から駆けずり回ったが、
結局香蓮の追跡からは逃げられない)
俺たちを俺たちを裏切って.....夏美が死んだ
......ッ!?
(死の告白を受けて、表情が急速に曇っていく)
.....やっぱりな
(ナイフをホルスターへと差す)
おかしいと思ったんだ....冷徹なスパイなら、
あの時....監獄島で脱出船に乗った時、留々雅が
仕掛けていたらしい爆弾が....起爆しなかった...
それに、港の監視カメラの電源も落ちていた...!!
......偶然ですよ
(そう言いながらも、ナイフを持つ手は震えている)
私が...私が....夏美さんが死んだ程度で...動揺するはずが...!!
......香蓮...今ならまだやり直せる....!!
(半歩近付き、手を伸ばす)
........条星.....さん
(母親を追いかける子供のように、
ゆっくりと...そしてゆっくりと歩み寄る)
.......香蓮っ
(優しく、しかし強く抱き締め、後頭部をポンポンと叩く)
条星...ざんっ.....!!
(涙を流しながら、額をコツンと合わせる)
香蓮...この戦いが終わったら、絶対夏美を連れて帰ろう
(力強く正面から手を握る)
はい...はいっ!!
(顔を肩口に擦り付ける)
*香蓮をしばらく慰めた後*
.....条星さん
(条星の手を取り)
実は...他の区に..海軍将(上代 留々雅)と...親衛隊の二人が来ているんです
....何?
(条星の顔がスッと真面目になる)
どの区に誰が来ているかとかわかるか?
確か...北区に生物ハイイロオオカミの夜叉....
西区に海軍将...南区に生物.....
**メデューサの摩御羅が...来ているはずです**
**南区**
っぶない!!
(空中で急旋回し、光線を避ける)
おそらくあの光線は...当たると当たった箇所を
切り落とすしか対処法はないはず....!!
キュィィンッ!!!
(再び光線が放たれる)
当たりませんよッ!!
(飛行を中断し、地面スレスレで滑空する)
喰らいなさいッ!!!
*翼を振り、羽根を弾丸のように飛ばす*
......おっと
(柱の影に男が身を隠す)
大人しく出てきなさい!名を名乗れ!!
(ビル三階のバルコニーに着地する)
.......キュゥンッ!!
(瞬時に男が飛び出し、光線を放つ)
ッ.....!!
(全力で体を逸らし、髪一本かすっただけ避ける)
クッ....!
*光線に触れた髪を千切る*
私の名前は摩御羅...羅刹様に命じられ、
仲間と共に君たちを始末しにきた
(丁寧にお辞儀をしてから走り出す)
来るか....ッ!
(美結も動き出し、階層をドンドンと上げていく)
喰らえ....!!
(多段光線を放ち、美結の進行方向を制限する)
甘いッ....!
(落下するように一階へと近付き、
そのままナイフを振り下ろす)
ガァンッ!!
(ナイフとナイフがせめぎ合う音が響き、互いに仰反る)
おっと、落下の衝撃を威力に乗せたのか....
(先ほどの攻撃を意にも介さずにナイフを構える)
バケモノめ....!!
(翼を格納して目を凝らす)
私の動体視力で、捌ききれない精度ではない....!!!
かかってこい!!
(両目から光線を放つ)
それはもう見切った....!!
(ありえない角度まで右へ傾き、
翼を出し、地面に着いて体を支える)
何....!?
(意識外からの攻撃に、対処が遅れる)
ズソォッ!!
(右前腕を軽く削る)
イッタタタタ....一発斬られちゃったなぁ...
(傷口を見つめ、突然光を放つ)
*傷口が石化し、止血される*
さぁ、続きをしようか....!!
(狂気に満ちた笑みでナイフを構える)
......一瞬で息の根を止めるしかないのか
(翼に手を突っ込むと、かなり硬そうな羽根を抜く)
おや...羽根を武器にするのか....珍しい
かかってきなさい....私は...
**仲間を守るッ!!!!!**
part24 END
part24閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回は特に決まっていない!




