嶺岸 零牙
......ギュゥゥ!!
(苦しそうな悲鳴をあげながら潜行する)
*留々花が軍用遮光ゴーグルと、スタングレネードを出す*
.......これで決める
(砂の中へ埋め、両耳を全力で押さえる)
バゴォォォォォォンッ!!!!!
(砂の中で爆音が爆ぜ、砂漠全域に広がるようだ)
アガァァァァッ!!!!????
(一際大きな砂埃が舞い、
キンナが白目を剥きながら跳びあがる)
出たな.....!!
(ロングナイフを構え、爆速で駆け抜ける)
ァッ!?
(キンナが振り返った瞬間、
すぐ目の前まで留々花の切っ先が迫っていた)
ズァァッ!!!
(体を全力で捩じるのもむなしく、
無慈悲にキンナの右肩を強烈に貫く)
ガァァッ!!
(悲鳴をあげながら前へと転がる)
ア"ァ...!!ア"ァ...!!
.......まだダメでしたか
(ロングナイフを逆手に持ち替え、
再びスタングレネードを抜こうとする)
ッ....!!
(キンナが背後を向き、疾走し始める)
無駄なこt..
*しかし*
わわぁぁ!!??こっちきちゃったぁ!!
(美亜が慌てながら砂丘を抜け出そうとする)
あれぇ!?滑っちゃうぅ!!
.....マスター!!
(留々花が美亜を視界に収め、
スタングレネードを捨てて走り出す)
死ねェッ!!クソガキィ!!!
(キンナが容赦なく鋭い爪先を振り下ろす)
ッ.....!!!
(前へ倒れるように美亜とキンナの間に入り、
ロングナイフを差し込む)
ガギィィンッ!!!
(火花を散らしながら刃と爪のぶつかる音が響く)
グッ....!!
(背を反るような姿勢なせいか、
どんどん押し込まれていく)
そこだァッ!!
(膝打ちを留々花の腹部へと捻じ込む)
ゴフッ!?
(筋肉が弛緩し、持つ力が緩む)
ラァッ!!!
(爪を押し込み、留々花の右半身を一気に斬り下ろす)
ガハァァッ!!!!
(血をまき散らしながら、留々花の右腕が飛ぶ)
ァ...グ.....!
(美亜に倒れ込むように意識を失う)
お姉ちゃん!!
(抱き止めながら傷口を手で押さえる)
しっかりしてよ!死なないでぇ!!
.......ハァァァ~!!
(キンナの表情が醜悪に歪む)
ひうっ!!
(留々花を抱えたまま震える)
次は貴様だ...クソガキィ!!
(再び爪先を振り下ろす)
........ドルルルルルルルッ!!!
(砂漠をオフロードのタイヤが滑る音が聞こえる)
.......?
(キンナが振り返った瞬間)
ズァッ!!
(オフロードバイクがキンナの頭上へと跳びあがる)
よいしょっと!!
(顔面を陥没させるほどの威力で、
タイヤがキンナの顔面へめり込む)
グヘェッ!?
(吹き飛びながら砂丘に埋もれる)
少し来るのが遅れた...か
美亜...これ止血バンドだ
(そして、ヘルメットを被ったままキンナへと走り出す)
貴様ッ!誰d..
ッシャア!!
(強烈な右フックが損傷している顔面へと突き刺さる)
ゲブゥッ!!
(血飛沫をまき散らす)
お前..は...まさか!
お、やっぱり俺の名前知ってるのか?
まぁ条星のチームメンバーだしな
それじゃ...地獄まで持っていきな!!
(ヘルメットの目元を開ける)
嶺岸...零牙.....!!!
死ねェッ!!!
(全体重を乗せた拳をぶつけ、砂丘へと完全に沈める)
*ドゴォォォォォッ!!!!!*
.......ッシ
(体勢を戻し、ヘルメットを脱ぐ)
れ...零牙お兄ちゃん!!!
(希望に満ちた目で零牙を見つめる)
美亜、留々花の様子はどうなってる?
(ヘルメットを抱えたまま留々花の元へと走り寄る)
ち、一応さっきもらったのは着けたけど...
どんどん顔色が悪くなってるよぉ!!
(留々花の頭を太ももに乗せながら)
.......留々花なら
「留々花は吸血鬼の遺伝子を持つ美亜の眷属...
美亜が死んでいなければ、復活する可能性は高い....」
......ゥ
(留々花が呻き声を上げながら、むくりと体を起こす)
わわっ!?お姉ちゃん!!
(美亜が驚きながらも、嬉しそうに抱き着く)
.....マスター
(横から抱き着いてくる美亜を抱き止める)
零牙...様ですか?
.....あぁ、条星たちのいる場所わかるか?
(姿が見えないことを危惧する)
(ふらつきながらも立ち上がり)
SUVの...近くで美結様の手当てをしているはずです....
**SUV付近**
クソッ...!止血バンドはほとんど燃えちまった...!!
(美結の首筋の傷を押さえながら毒を注入する)
*チョウセンアサガオの毒素の応用*
猛毒であるチョウセンアサガオだが、世界初である
麻酔薬の、主成分として使われていた実績がある。
..........条星様
(右腕の切断面から血をドバドバ流しながら、
留々花が条星の真横へとあらわれる)
........?......!?
(綺麗に二度見してから)
留々花、それ大丈夫か!?
条星様、そこをどいてください
(美結の傷口へ手を当てる)
......生命転写
*傷口が光始め、香蓮の時のように傷口が塞がっていく*
留々花...お前それ....!!
......私の生物はアフリカダチョウ....
そして、再生力の高い生物遺伝子の保持者は
生命転写を行うことができるのです
(瞬く間に傷口が塞がる)
傷口は塞ぎましたが、血液は戻りませんので、
しばらくは安静にさせたほうがいいでしょう
......大丈夫そうか?
(零牙がヌッと横へ出てくる)
あぁ、留々花のおかげで.....
**........ッ!?**
part19 END
part19閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回はついに.....!!




