脱走の狼煙
やばい、魔剣士伝説のネタ全然浮かばん
......全員、GO!!
(それぞれA・Bチームに分かれて散する)
美結、頼んだぞ!
*美結が変体を発動し、美亜と条星を背へ乗せる*
行きますよッ!!
(翼をはためかせ、廊下を突風のように突き進む)
*Aチーム*
......居た、留々雅だ...!!
(零牙が物陰から見せる)
奴がドアを跨いだ瞬間...作戦を決行するぞ
了解です...!!
(夏美と香蓮が同時に謎の紐をピンと張る)
.........はぁ、また部下がミスをしたのか
(留々雅がコーヒーを流し込みながら椅子を立つ)
いつまでも無能な部下共が....
*その瞬間*
今だァッ!!
(零牙の雄叫びが空中へ轟いた瞬間)
はいッ!!
(夏美が変体を発動しながら糸を引く)
ズリィィィッ!!!
(留々雅の足を巻き込みながら、
ロープが天井へ引き上がる)
.....なっ!?
(留々雅が呆気に取られる内に
零牙と留々花は既に動いていた)
......ッ!!
(留々花はロングナイフを振り下ろし、
零牙は変体で向上した筋力を遺憾無く発揮する)
......甘いな
(留々雅が即座にベルトから
スペツナズ・ナイフを抜く)
ズドォォォッ!!
(ナイフが射出され、ロープを的確に射抜く)
よもやこの程度の策で
挑みに来たのではあるまいな...?
(不敵に笑う)
チッ...第一陣は失敗か!!
(零牙が手を挙げ、全員が背後へ退く)
陣形αだ!!
*留々花と零牙が右側の通路へ、
香蓮と夏美が左側の通路へと別れる*
なるほど、分散して不意打ちを誘うと言うわけか...
(スペツナズ・ナイフの刃を付け替える)
.....コイツを試すときか
(一際黒みを帯びている一本のナイフを取り出す)
*右側の通路へ*
さぁ!出てきたまえ!!
一人残らず肉片に変えてあげよう!!
(壁を叩きながら廊下の奥を見つめる)
.......クソっ...アイツがもう少し踏み出せば、
罠を使えるんだが...!!
.....わかりました
(留々花が堂々と通路のど真ん中へ躍り出る)
時間を稼げば、いいんですね?
........!?
「バカな!アイツと真正面からやり合う気か!?」
いつまでも無能な愚妹よ、兄へ楯突くと言うのか?
....マスターのご命令ですから
(ロングナイフを逆手に持つ)
愚かな....!!
(先程の黒いナイフを構えながら飛び出す)
貴様が鍛錬の際に一度でも、
俺に勝てたことがあったのかァ!?
*ガギィンッ!!*
クッ.....!
(ギリギリで喰らい付く)
チャァッ!!
*留々花が転がっていた鉄パイプを振り被る*
フッ、やってみるがいい
(ナイフで防御を入れる)
「ナイフ一本程度ならへし折れますよ....!!」
ラァッ!!
*しかし*
ガゴォォォンッ!!
(ナイフではなく、鉄パイプが激しく折れ曲がる)
.....なッ!?
読み違えたなァッ!?
(ナイフを突き出す)
ズシャアッ!!
(正確に留々花の胸を袈裟に捉える)
グゥッ!!
(口内を鉄錆の匂いが蹂躙する)
一度教えたはずだぞ?
この...*ビラズブロヤ*をな.....
**ビラズブロヤ**
小ロシアで広く使われている白兵戦ナイフの一つ
高い強度および、鋭い切断力を持つ...
無能で無知で愚かな愚妹が...今楽にしてやる!!
(再びナイフを突き上げる)
......そうですかっ!
(ギリギリで左胸へ迫るナイフを止める)
私は...兄さんとは違うのです....!!
あぁ、違うな!
俺は貴様のように脆弱な人間ではない!
(ナイフを押し込む力を上げる)
グィィッ!!
(今は布一枚しか触れていないが、
虎視眈々と刃先が迫る)
うぅッ!!
(ロングナイフを持つ腕が震えるほどの
力を入れているが、力量さは依然として変わらない)
兄より優れた妹が居るものかァ!!
(ロングナイフへ食い込むほどの力だ)
さぁ!あの世がどんどんと近付いてくるぞォ!?
ガリリリリィィ!!!
(刃を削りながら滑らかに留々花のガードを破る)
フグゥッ!!
(ギリギリで仰け反り、首筋を薄く切る)
ガガガガガァッ!!
(互いのナイフが走り、斬り合いへと雪崩れ込む)
........もう少し...もう少しなんだ....!!
(零牙が必死に何かを編んでいる)
よっし...できた!!
*ナニかを編んだロープへ括り付け、
留々雅へ目がけて投擲する*
......ッ!
(留々花が察し、ロングナイフを捨て、
留々雅を羽交い締めにする)
なッ!?
ジュォォォオッ!!!
(激しい酸の音を散らしながら留々雅へと降り注ぐ)
馬鹿が...!!
(前方へ転がり、留々花を盾にする)
はッ!?グ...!アァァァッ!!!!
(留々花の背が毒々しく変色し始める)
しまった...!作戦は失敗だ!!
(鉄片を手に持ち、二人の元へ走り出す)
離れろ!!
*留々雅がバックステップを踏む*
ハハハッ!自らの策で仲間を傷つけた気分はどうだ!?
(高笑いしながら煙幕を焚く)
貴様ら全員を墓場へと直送してやろうッ!!
*零牙のナイフが唸る*
言ってろ...!!
(留々雅の脇腹を正確に斬りつける)
サリャアッ!!
おっと?
(留々雅が素早く止血用のゴムバンドを脇に装着する)
たまげたなぁ...まさかこの俺が一撃を貰うとは.....
**全身裂傷まみれにしてやるよ....!!**
part11 END
part11閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回は零牙と海将の激戦が...!!




