井戸端会議
.....将軍よ、こちらへ寄れ
(20代半ば程の外見の男性が、
留々雅を呼びつける)
はい、なんでしょうか.....
(素早く足元へ跪き、言葉を待つ)
将軍よ、陸将(留々花)の姿が見えぬようだが
...私の妹の話ですか
(立ち上がり、言葉を紡ぐ)
あの者なら...奴等(条星達)の元へ寝返ったようです
なんだと....?
(あからさまに嫌悪を露わにする)
今すぐ陸将をこの場へ連れてこい...!!
......ッ
承知しました...!
(素早くドアを開き、立ち去る)
......これだから使い捨ての駒は信用ならん――
**秘密基地**
ラァッ!!
(夏美が鋭い正拳を突き出す)
甘いですよ!!
(香蓮が軽々と背後へ飛び退く)
お返しです!
*足払いを仕掛ける*
よッ!
(高く跳躍する――)
アイツらやってんな~...
(零牙が椅子に腰かけながら二人を見守る)
お姉ちゃん!飴ちゃんひとつほしい!!
(美亜が留々花の上で)
だ~め、一日一個って約束でしょ?
虫歯になっちゃうわよ
(飴玉の入った袋を棚の上へ置く)
む~....!!
まぁまぁ、一つくらいあげてやれよ?
(条星が飴玉を一つ取る)
わ~い!!
もう...美亜に甘いんですから
(美結が不満げにみつめる)
まだ子供なんだから、
あんまり厳しすぎてもあれだぞ?
(肩をすくめながら自身も飴玉を一つ口へ放り込む)
全く.....
*その時、留々花が声を上げる*
みなさん、それぞれ自由ですけど...
当初の作戦会議はどうされるのですか?
(机の端をカツカツと叩く)
あぁ、そういやそんな話してたな
(条星が座るのを皮切りに、全員座り始める)
それでだが、実際にアイツと戦った
三人に直接話を聞きたい
あの者の生物は、ハヤブサ...
美結さんと同等、もしくはそれ以上の
機動力を持っています
(香蓮が実体験を語るように告げる)
そう、それで武器も驚きなのが、アイツの武器は
スペツナズ・ナイフ、刃が飛び出す仕掛けの武器よ
(夏美が傷跡の残る右頬を撫でる)
スペツナズ・ナイフ....外国の特殊部隊の武器だな
(条星が脳内で計画を構築する)
それじゃあ、作戦はこうだ――
*内容はこうだった*
Aチーム: 夏美・香蓮・留々花・零牙の四名
Bチーム: 条星・美結・美亜の三名
Aチームは正面で留々雅の気を引き、
Bチームが脱出の手段を確保する...
美結はこの場所に来て長いんだろ?
なにか脱出手段をしらないか?
......ひとつだけありますよ
(地図の一箇所を指す)
港にある唯一の外界と接することができる...
この島に一つしかない*連絡船*です
たしか乗船可能数はちょうど七名です
よし...それじゃあBチームが先に動き、
Aチームに美亜の反響定位で連絡を送る
それを合図にAチームは交戦を開始してくれ!
.....条星さん、一つ質問なのですが
(香蓮がスッと手を挙げる)
ん?なんだ香蓮
何故留々花さんを美亜さんに付けないのですか?
それはだな、Bチームの作業には
比較的武力は必要がない、だから戦力を正面の
Aチームに集中させるべきだと思ってな
なるほど...承知しました
(香蓮が夏美を連れて再び実戦練習を始める)
ッシャア!!
(零牙も割り込んで参加をする)
ほら!条星も来いよ!!ビビってんのか?
....はぁ、仕方ねぇなぁ
(溜息を吐きながらネクタイを緩める)
ステゴロで俺に勝てると思うなよッ―――
**防波堤基地**
海軍長、作戦はいかほどに?
(一人の兵士が敬礼をしながら問う)
.....奴らの目的と予想できる内容はただ一つ
この島(監獄島)からの脱出...脱獄さ
(留々雅が怪しくにやける)
総員、今から俺の告げる内容を実行しろ―――
**指令室**
.......来たか、空将(空軍将軍)
(先程留々雅と話をしていた人物だ)
いや...我が腹心.....
*クロウ*よ―――
初めから君に任せればよかったようだ...
誰もかれも、君のような*本物*には遠く及ばない
(椅子から立ち上がり、クロウと呼ばれる
人物の顎を指でイっとする)
......光栄です...我が偉大なる父上.....
*羅刹*よ...
いい子だ...私と共に、来てくれるか?
(妖艶に微笑む)
.....もちろんです
(羅刹と呼ばれる彼の手の甲へキスを落とす)
私は...いつまでもあなたの味方です.....
*ドアをノックする音が響く*
.....鉛玉を...!!
(来客がショットガンを構える)
お届けに来ましたァッ!!!
ズガァァアンッ!!
(散弾が二人目掛けて射出される)
.....変身
(羅刹がそう呟くと、身体の様子が一変する)
スシャシャシャッ!!
(散弾を軽々と手を交差させてキャッチする)
初心者か
(焼け焦げた散弾の残骸を足元へ溢す)
死ね.....
(瞬き一つの間に襲撃者の背後へ廻る)
ドシャァァァァァッ!!!!
(肩甲骨の丁度ど真ん中を拳が貫く)
ゴハァァッ!?
(襲撃者の口内を血しぶきが満たす)
なに...が....!?おこっ....た...?
全ては輪廻へ還される―――
**ズシャアアアッ!!!**
part10 END
part10閲覧頂き恐縮のキワミィ
ブクマと評価よろしくね!!
次回は特に決まってない




