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ノワール・モンスター  作者: アキラ明晃


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神VSノワール&マゼンタ(1)

 グレマーズ「さて、始めますか」


グレマーズはマゼンタのいる世界にやって来た。そこでまず禁書を開き始めた。本を開くと、そこから黒いモヤが出始め、空は昼なのに赤黒く、夕焼けみたいな空になった。


通行人A「ねえ、見た。この動画、何かの企画・・・て、もう夕方?」


通行人B「いや、まだ12時だぞ?何で暗いんだ?」


通行人C「なあ、さっきの動画と関係ないよな?」


空の異変に気づいた通行人達は騒めき始めた。これからこの世界が崩壊する事も知らずに。グレマーズは4人の配下にそれぞれ指示を送った。


グレマーズ「この世界にあるマゼンタの拠点地を壊してください。あと、隊長や隊員も殺してください」


グレマーズは4人の怪人にそう伝えると、2枚目を開き始めた。そのページには雷により、世界が滅んでいる絵柄が描いてあった。その時、突如空からゴロゴロと鳴り始めた。この状況を不思議に思った人達は急いで安全な場所に入った。しかし、空は黒くなり、紫の雷が鳴り響いていた。


グレマーズ「時間切れですっ!!この世界を滅ぼします!!!」


すると、空から雷が降って来て、建物の1部を破壊した。その後も雷は降り続け、どこからか火事も発生した。


「うわあぁぁぁぁぁーっ!!!!!」


「な、何が起こったんだっ!?」


「誰かーっ!!!助けてーっ!!!!」


「こんな時にマゼンタは何をしてるんだっ!!!」


建物内にいても響く悲鳴。もはやこの世界に安全な場所などなかったのだ。その様子を見て、グレマーズは高笑いをした。


グレマーズ「ふははははっ!!!もうすぐです!!私は神に相応しいのですっ!!!」


「これが神の力か?」


グレマーズ「・・・!!!」


その時、後ろから誰かが話しかけて来た。その声の主は葉月だった。葉月は身体中に包帯を巻きながらも、駆けつけて来たのだ。


グレマーズ「わざわざ来て頂いたのですね」


葉月「あんまり横になるのも飽きたしな。ウカウカしていられなくてな」


グレマーズ「しかし、今日は1人なんですね。余りにも無謀、と言いますか」


葉月「今他の隊員はお前の部下と交戦中だ。こうなる事はあらかじめ想定しておいたからな」


グレマーズ「それは面白い。しかし、いくら挑んだ所で結果は同じです。今度はそうはいきません」


葉月「そのつもりだ。この為に私達は色々と準備してきたからな」


葉月は刀を抜き出し、グレマーズも剣を取り出した。緊迫した空気の中、葉月の心音は平常心を保っていた。どんな強敵にも常に平常心でなくてはならん、昔師匠にそう教わった事を思い出した。呼吸を整え、刀に魔力を込める。そして、相手が動いたのを感じて葉月も体を動かした。2人は鍔迫り合いになり、お互いを押し合っていたが、あの時のように押し負けていなかった。剣が刀とぶつかっている状態で、葉月は足を高く伸ばして、グレマーズの剣を蹴った。不意を突かれたのか、グレマーズはそのまま剣から手を離してしまい、剣はグルグルと回って地面に刺さった。


グレマーズ「何?あの時とは違うだと?」


葉月「言った筈だ。色々準備して来たと」


グレマーズ「面白い。戦いとはこうでありませんと」


葉月はそのまま刀を振って、グレマーズに攻撃を仕掛けた。その攻撃をかわすグレマーズだが、次第に葉月の速さに追いつけなくなり、素手で攻撃を守るようになった。


グレマーズ「く、神の奇跡が足りない」


葉月「このまま畳み掛ける!!!」


グレマーズ「ぐ、ロストワ・・・」


葉月「"動くな"」


グレマーズ「は、しまっ・・・」


グレマーズは体が動けなくなってしまった。葉月の絶対ナル命令(コマンドクイーン)を受けてしまい、技が出せなくなってしまった。


葉月「今だっ!!」


葉月が刀をグレマーズに向けて、走り出した。その時、空から何かが降って来た。


マスター・ドラモン「グレマーズ様っ!!今お助けをっ!!」


マスター・ドラモンが降りて来たのだ。マスター・ドラモンは双剣を取り出して、葉月の方へ落ちて行った。流石の葉月も上の存在に気づき、グレマーズへの攻撃をやめ、マスター・ドラモンの攻撃を防いでしまった。


葉月「隠し玉かっ!!」


グレマーズ「何故来たのです?あなたの任はマゼンタ本部の壊滅ではありませんか?」


葉月「何っ!?マゼンタの壊滅だと!?」


マスター・ドラモン「それよりもあなた様の危機に駆け付けるのも配下の役目では?」


グレマーズ「ふ、勝手にしなさい。でも、助かりはしました。再び任に戻ってください」


マスター・ドラモン「はっ!!」


マスター・ドラモンは再び飛んで行った。葉月は再び態勢を整えて、刀を構えた。


葉月「マゼンタを壊滅と言ったな?何故壊滅させる!!」


グレマーズ「我々の脅威になる物は排除するのが妥当では?」


葉月「貴様っ!?」


葉月は怒りを露わにした。何としてでも、この怪物を倒すという使命に力が込み上がってきた。


葉月「貴様の好きにはさせん!!ここでお前を倒すっ!!私は負けないっ!!!」


グレマーズ「ふ、そういうのを蛮勇、無駄な努力と言うのですよ」


―「その通り、またそういうのを命知らずの勇気とも言う」


その時、今度は横から誰かがやって来た。そこには黒い緞帳(ブラックカーテン)があり、中からノワールが現れたのだった。


グレマーズ&葉月「ノワールッ!?」


ノワール「マゼンタ、今回だけ協力してあげる」


まさかの参戦者に2人は驚きを隠せなかった。それは少し前に遡る。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ヴェルデ「協力〜っ!?」


ヘルブラン「まさか、私達がいない間にそんな話が」


グレーズ「はぁ、いつかは暴走するかと思っていたけど、もう手のつけられない所まで来ちゃったわね」


ブルーノ「私ハ楽シソウネ」


ジャラゴン「別に僕達だって渋々だったんだからね。ただ、この世界を滅ぼすのは嫌だなって思っただけだ」


その頃、ノワールはブラン達に共同作戦の件を伝えた。もちろん、彼女達は驚愕していた、予想してたけど。


アスール「そもそもマゼンタの仕事に私達が首を突っ込むなんて、そんな事誰が言い出したの?」


ノワール「長月と言ったっけ?マゼンタ第9部隊隊長が僕を誘拐して手伝って欲しいって」


ルージュ「そんな事、ありますの?」


アマリージョ「ちょっとビリッとこない」


もちろん、彼女達の反発する事は承知済み。この話を他に話しても同じ反応をするだろう。


ヴィオレ「で、あんたは承諾しちゃったと?あんたがあんなのになびくとわね〜」


ジャラゴン「別にただ条件を呑んだわけないよ。ノワールの奴、色々と条件を叩きつけやがったよ」


ケンちゃん「それでも不安なんですけどね」


ノワール「結んだものはしょうがない。なんか必死そうだったから、ここで断ったら可哀想かなって思ってね」


ヴィオレ「はー、まぁいいわ。これからどうするの?」


ノワール「とりあえず、アインス達も連れて行くか、20人もいれば十分かな」


ブラン「そっか、相手はグレゴリーだからカオスも沢山いるわね」


アスール「もう、しょうがないわね」


ヘルブラン「確かに世界をリセットされるのは嫌ですね」


グレーズ「もうなんだったら、最後までやるだけね」


アマリージョ「私達の成長の糧になったらいいな」


みんな渋々だが、協力してくれた。早速準備してマゼンタの世界へ出向かう事にした。そして、現在に至る。ノワールの登場はこの場にいた誰もが驚いた。その後に長月がブラックホールから現れた。


長月「助けに来てくれてありがとう、ノワール♪♪」


葉月「な、貴様っ!?ノワールに何を話しやがった!?」


長月「私はただ救援を求めただけよ?この世界を救いたくないの?」


葉月「貴様・・・こいつがどんな危険な奴か知らないのか?!」


長月「知ってるわよ。ずっと見てきたから」


長月はしれっとすごい事を言ってきやがった!?じゃあ、あんな事やこんな事も見ていたって事になる。長月とは一体何者なんだろう?


グレマーズ「あなた方、そろそろいいですか?」


ノワール「あぁ、お前はグレマーズか。神になりたいとか、そんな幼稚な事を言っている男だったな」


グレマーズ「何?」


ノワールはグレマーズに挑発した。それを聞いたグレマーズはちょっと不機嫌になっていた。いや、これこそがノワールの狙いだ。ここからが本番だ。


ノワール「さっきから神になりたいって言ってるけど、神になってどうしたいんだ?」


グレマーズ「何が言いたいのです?」


ノワール「言ってる事が幼稚だなって。それにこんなやり方で支配するとはな、神というより邪神だな」


グレマーズ「幼稚、邪神だと?」


ノワール「神になりたいなら、ごっこ遊びでもやってろって話になるんだけど。そもそも何故神になりたいんだ?そこには理由があるんだろ?」


グレマーズ「だ、黙れっ!!」


グレマーズはついにキレ出した。その迫力は風が吹き荒れる程強かった。葉月や長月はノワールとグレマーズのやり取りをただジッと見ていた。


グレマーズ「ごっこ遊びだとっ!?私には神に相応しい力があるっ!!世界を作り変える力があるっ!!」


ノワール「それは禁書の力だろ?借り物の力を得て自己満足か?貴様の本当の力は予言するだけだ」


グレマーズ「なっ!?何故禁書の事をっ!?」


ノワール「新聞を見てないのか?ロッソ法国から禁書が盗まれたって。禁書があった場所に貴様の魔力を感じとった」


グレマーズ「なっ!?ぐ、何故私の魔力をあなたが知っているっ!?」


ノワール「我は相手した敵の魔力を感じとる癖があってな。それが功を奏して上手くいく事もある、さっきみたいにな」


グレマーズ「き、貴様ーっ!!!」


グレマーズはノワールに徐々に追い詰められいっている。武力ではなく、言語力で。それを見た葉月は唖然としていた。ノワールは武力や魔力、頭も働く怪物だと悟ってしまった。長月はそんな奴と取引をしてしまった。


ノワール「本題にもどろう。お前は禁書の力に頼って神になった。果たしてそれで神になったつもりか?」


グレマーズ「黙れっ!!神の力は勝ち取った者だけに与えられるっ!!貴様にも見せてるっ!!」


ノワール「結構、禁書の力を見た所でお前の力じゃないから見る価値がない」


グレマーズ「何っ・・・!?」


ノワール「借り物の力に頼り、それをさぞ自分自身の力だと言い切っている、さらに嫌な事を言われたら神罰と称して破壊活動。・・・お前」


葉月「ノワールッ!!それ以上言うなっ!!!」


ノワール「お前・・・()()()()()?」


葉月「あっ・・・・・・・・!!!!!」


その場は静かになった。ただ風が吹き、雷が鳴っている。人々の悲鳴はあるが、それすらかき消す程の発言に葉月、長月、グレマーズは絶句した。その後、再びノワールが喋り出した。


ノワール「まあ、別に神と名乗るのは構わない。ただ、お前が本当に神なら破壊活動なんかやめて、世界が平和になる方法を探せばいいだけでは?それが面倒だからリセットと言うふざけた考えをするのだろ?」


葉月「え・・・・?」


長月「わお・・・・」


ノワール「神と名乗るならこの街を元に戻せ。ん?無理なのか?と言う事はお前は神様ごっこをしていたのか?根拠がないならそれはただの・・・」


葉月「も、もういいっ!!!これ以上は流石にっ!!!辞めろーっ!!!!!」


ノワール「()()()()()()()?」


その発言を聞いたグレマーズは頭の中で何かが爆発した。そして、それを聞いた葉月は思考回路がシャットアウトしてしまった。長月は何故か楽しんでいた。その直後、雷は何故か鳴き止み、攻撃も止まってしまった。葉月は察した、グレマーズは今、怒りを爆発しようとしている事に。そして・・・


ド、ドガアァァァァァァァァァァァァァァァァァーンンンンンンンンンンンンンンンンンンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


グレマーズは爆発した。そして怒りを露わにしていた。


グレマーズ「私が神でないとっ?!き、ギザマアァァァァァァァァァーッッッッッッッッ!!!!!!!!!」


ノワール「あ、キレた」


葉月「いや、呑気かっ!?」


グレマーズ「貴様だげは地獄に落とすっ!!!生き地獄に落とすっ!!!神に逆らった者の末路として行き晒しにしてやるっ!!!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すっ!!!!!!!」


長月「冷静さをうしなったわね」


葉月「何故お前も冷静なんだ?」


ノワール「ちょっとは面白くなってきた。貴様ら、いくぞ」


長月「うん、絶対勝つわよ」


葉月「命令するなっ!!!この馬鹿ノワールッ!!!」


マゼンタの世界にて、自称神様もどきグレマーズVSノワールファミリー&マゼンタ連合軍の異世界を股にかけた戦いに幕を上げた。果たしてどうなるっ!?続きはCM(嘘)の後で!!!!

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