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氷結の魔術師が世界を統べる?

 只今、ノワールファミリーとカオスが戦っていた時に突如現れたマゼンタ。これにより、状況はより複雑になっていった。お互い仲の悪い同士だからか、どちらと戦えばいいのか分からなくなっていた。カオスと戦うか、マゼンタと戦うか、ノワールファミリーと戦うか。もう修羅場以上の何かになっていた。


ヘルブラン「あの女性達は誰ですか!?」


ノワール「後で話す!!」


ルージュ「あなた、一体誰よ!?」


カレント「そっちこそ、誰よ!!」


ブルーノ「アナタ、コンナ場所危ナイネ!!」


白鳳「はわわわ〜!!危ない!!」


グレーズ「まずい!?誰かを殴ってしまった」


ドリィ「私ですわよ!!」


ブラン「みんな、大丈夫!?」


アマリージョ「この人達も異世界人!?」


ヴィオレ「私に聞かないで!!」


アスール「正真正銘、異世界人!!」


葉月「貴様ら、何者だ!?」


神奈月「隊長!ノワールの姿が!?」


ジャラゴン「助けてー!?」


ケンちゃん「私もー!!」


ヴェルデ「あーもうっ!!うるさーいっ!!」


エレキ・ソン「あ、腕が溶けた」


シーカー・メレーオン「貴様ら、ふざけてるのか〜!?」


カオス兵「ぐぎゃあぁぁぁぁぁ〜!?」


話す時間もなく、ゆっくりする時間もない。もはやみんな自分を大事を守るだけで精一杯だったのだ。ノワールと葉月とシーカーは特に剣や舌を伸ばして戦い、お互いに攻撃を仕掛けるなど、泥沼戦が続いた。一方、ヘルブランはエレキ・ソンと戦い始めた。電気攻撃をすれば氷の壁を作り、その壁の上から銃を出して発泡していた。全ての弾を喰らったエレキ・ソンは再び電気攻撃をしてきたが、ヘルブランは体から水色のバッド"ゲルダハルバッド"を出して、電気攻撃を防いだ。その隙にエレキ・ソンに攻撃を仕掛けて、ダメージを負わせた。


エレキ・ソン「なんなんだ!?あの力は!!」


ヘルブラン「これが誰かを救う力。悪を倒す力。それが私の力!!私の氷で頭を冷やしなさい!!」


ヘルブランはゲルダトマホークを上げて、そこから吹雪を出した。それを見たエレキ・ソンは負けずと頭と両手から電気を放出しようとしていた。


エレキ・ソン「"サンダートルネード"!!」


ヘルブラン「"オーディンズブリザード"!!」


電気と吹雪の竜巻がぶつかり合い、あたりのものを吹き飛ばしていた。エレキ・ソンは負けずと最大級の力を出したが、それはヘルブランも同じで自身の魔力をほとんど使い、力いっぱい放出させた。電気と雪、どちらが勝ったか、それは・・・わずかな差でヘルブランが押し切った。それもそのはず、彼女が技の威力を強めたせいで温度が下がり、辺りがまた凍り始めたのだ。エレキ・ソンの場所では既に凍りついており、体全身少しずつ凍りついていたのだ。そのせいか、少しずつ電力も落ちていって彼女の技の方が勝ったのだ。


エレキ・ソン「そ、そんな〜!!こんなやつに負けるなど!?」


ヘルブラン「言ったでしょ、頭を冷やしなさいって」


エレキ・ソン「ぐぎゃあぁぁぁぁー!!!寒いー!!!」


そのままエレキ・ソンは凍って動けなくなってしまい、彼女の技をもろに喰らって固まりついた。カッチカチに凍ったエレキ・ソンに追い討ちをかけるようにヘルブランは高く跳び、両足を挟むように蹴った。その後、氷漬けエレキ・ソンは氷ごと砕かれ、爆散した。


ヘルブラン「ジ・エンド」


シーカー・メレーオン「エレキ・ソンッ!!!」


その頃、一部始終を見ていたシーカーは仲間が亡くなった事に気づき、叫んでいた。それと同時にある事に気づいた。それは、自分はここで死ぬという事。どんなに能力があっても、複数の能力者に攻められたらそこで終わりだ。また、アートルム様が生み出したカオスを最も簡単に倒す敵など想像出来なかった。これでは勝ち目がない。そう思ったシーカーは姿を消して、1人逃げ出したのだ。


シーカー・メレーオン(くそっ!?何が怒ったんだっ!?あんな奴らに勝てる訳ねぇだろ!!ムルータの奴がやられたのも理由が分かった!!こいつら、異常な程危ねぇっ!!ここは退散だっ!!次は覚えてろよー!!!)


シーカーは暗い森の中を走り、さらに奥まで逃げようとした。ここまで来れば誰も来ない、そう思ったのだろうか廃工事から数十km離れた場所まで逃げ出した。後は再び勢力をかき集めれば・・・。



???「あれ?次があると思った?」


???「思った?」


シーカー・メレーオン「!!!誰だっ!!!」


突如、2人の女性の声がしてきた。ここは森深くなはずだ。なのに何故人がいる?シーカーは辺りを見渡して確認するが、それらしき人は見当たらなかった。本当にいるのか、それとも疲れて幻覚を聞いているのか、どちらにしろ両方であってほしかった。しかし、現実はそうとはいかなかった。実際、シーカーの目の前にある2人の姿が見えた。


シーカー・メレーオン「な、貴様らはっ!?」


その姿を見たシーカーはギョッと驚いた。何故なら、その2人は見た事があるからだ。それも1度ではない、2度3度見た事がある。その2人の正体は・・・。


???「ダメじゃない、逃げ出すなんて」


???「ダメじゃない」


シーカー・メレーオン「うるさい!!もう関わりたくねぇんだ!!自由に生きさせてくれ!!」


???「ダメよ。我々仲間なら、死ぬまで目的を達成するまで許されないわ。いや、失敗すら許されないわ」


???「許さないんだから」


シーカーは震えて体が動けなかった。2人の正体、それはジェミー・カストルとミーニ・カストルだったからだ。この2人だけは絶対に関わってはいけないからだ。


ジェミー「あなたの要望は受け入れないわ。そんなに逃げたいなら、私達が力を貸してあげるわ」


ミーニ「貸してあげるわ!!」


シーカー・メレーオン「や、やめてくれ!!く、来るな!!やめろーっ!!!」


ジェミー「"大きくなれ(グロウ・アップ)"」


シーカー・メレーオン「ぎゃあぁぁぁぁーっ!!!」


するとジェミーは手をかかげ、手から黒い液体を出してシーカーの体に当たった。すると、液体は体中に広がっていき、やがて全身を包み込むようになっていった。その後、シーカーは苦しみながら膝から崩れていき、頭を抱えていた。やがて静かになり、頭からも手を離した。すると体は溶け始め、液体のように変わっていった。その後、液体が吹き出し、大きな影が出てきた。緑色の体に細長い肘と膝、それに対して大きい手足、ギザギザの背中に大きな羽、グルグルと巻いた長い尻尾、角が出て舌を垂らした巨大なカメレオンに変わったのだ。


ジェミー「さあ、行きなさい!!あなたの名前は"ステルスドラゴン"!!!」


ミーニ「きゃあっ!!かっこいい!!」


ステルスドラゴンは羽を広げて、廃工場まで飛んで戻った。それを見届けたカストル姉妹は黒い緞帳(ブラックカーテン)を出して帰ろうとしていた。


ジェミー「さあ、今度は役に立ちなさい」


ミーニ「立っちゃえ、立っちゃえ!!」


その後、2人は中に入っていった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


その頃、シーカー・メレーオンが逃げていった頃、廃工場でも色々大変だった。


葉月「ノワール、貴様っ!!勢力を増やすとはいい度胸だなっ!!」


ノワール「何か問題でも?」


葉月「"黙れっ!!"」


ノワール「・・・!!!」


ノワールは彼女の能力、絶対ナル命令(コマンドクイーン)の力を喰らってしまった。彼女の言った事には絶対逆らえないのだ。ただ、単語じゃないと効果がないというデメリット付きだが。


葉月「早速、全て洗いざらい吐いてもらおう。お前は何者だ?」


ノワール「・・・・・・」


葉月「何故黙っている、答えろっ!!」


ノワール「・・・・・・」


ノワールはジェスチャーをしながら状況を伝えていたが、彼女は全く気づいてない。というか、あなたの能力のせいだし。


葉月「さっきから何をしているのだ、手を動かしたり・・・」


神無月「隊長、多分隊長の能力を喰らってしまったと思われます」


葉月「何っ!?」


神無月の一言でハッと我に返った。そう言えば、つい能力を使ったような気がした。だから、彼は喋れなかったのか。つまり、私のせい・・・?辺りを見渡すと、みんな首を縦に振っていた。


葉月「・・・今解除してやる」


葉月は指をパチンッと鳴らすと、やっと口が開いた。ノワールは口が動けなかったからか、過呼吸になっていた。案外不便だな、その能力。


葉月「では早速、話してもらおう。彼女達は何なんだ、貴様は何故こんな組織を作った、そもそも貴様は何者だ?」


葉月が質問し終えた時、上から強大な魔力を感じ取った。しかも、かなり珍しいタイプの魔力で今まで感じた事がある、まだ記憶に新しい魔力だった。それに気づいたのか、葉月達も感じ取った。しかも、その魔力は何故かここの上にピンポイントに落ちてくる。そして、その時は訪れた。突如、屋根が壊されて上から手が飛び出た。その後、こじ開けるように屋根を壊していき、やがて全身入った。その正体はトカゲのドラゴン?いや普通にドラゴン?どっちかは分からないが、ただのモンスターではなかった。これはカオスだった。そのカオスは僕達を見るなり暴れ出した。舌を伸ばしたり、腕や尻尾を伸ばして辺りを壊していった。


ステルスドラゴン「ぐぎゃあぁぁぁぁ〜!!!」


カレント「なんだ!?あんなのは見た事がないっ!!」


白鳳「データベースと照合させましたが、該当するモンスターはいませんでした!!」


ドナ「つまり、新種のモンスター?でも、ここは地球よ。モンスターなんて1匹もいない世界よ!!」


神無月「隊長っ!!どうされますか!!」


葉月「仕方がない、最優先にあのモンスターを倒す!!その後、ノワールだ!!」


マゼンタ達は刀や銃を取り出し攻撃を仕掛けた。しかし、対モンスター用の武器でも相手はカオス、扱いが違う。当然効くはずもなく、弾き返された。


葉月「ぐ、なかなか手強いっ!!」


ドナ「きゃあっ!!」


カレント「ドナっ!?」


あのマゼンタがここまで手こずる相手とは、なかなか面白いな。実際、似たような奴を2体倒した事がある。一応、バックルを取り出して奴の体にセットさせ、データを読み込ませた。読み込み終え、調べてみると奴の正体が分かった。あれは元シーカー・メレーオンで何者かによって魔力を注がれ、今のような姿に変わったという。どうりでそっくりだとは思った。


ブラン「よーし、早速私達も行くわよー!!!」


ブランはレイピアを片手に、ステルスドラゴンに襲いかかった。それに続き、みんなも武器を手にブランに続いた。


ノワール「まあいっか。なんか面白そうだから」

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