↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/42

第2話「目を覚ますと、金髪青眼の美女に見つめられてました」

 気が付くと、金髪青眼のお姉さんが俺を見ていた。


 誰だ?


 こんな綺麗な人、俺は知らない。


 「あーー、あーー」


 おかしいな。


 声がでない。


「******」


 お姉さんが何か言ってるが、何語かわからん。


「あー、うーー」


 さっきから思った通りにしゃべれない。


 というか、ここはどこだ?


 あたりを見渡すために首を動かそうとするが、思い通りに動かない。


 何が起こってるんだ。


 そういえば、なんで俺はここにいるんだろう。


 俺はスーパーに向かう途中、車にはねられて・・・。それから・・・。


「おぎゃあああああああああああああああ」


 思い出したぞ。神と名乗るくそ野郎に会ったんだ。 


 あいつめ。


 本人の同意なしで、勝手に異世界に送りやがって。


 ムカつきすぎて、つい叫んじまったじゃねーか。


 ということは、転生したのだろうか。


「***! *********!」


 俺に話かける美女を見る。


 金髪に青い瞳。


 日本人離れしたくっきりした顔立ち。


 中々に美人だ。


 うん。


 ここが日本でないことは確定だな。


「*******」


 お姉さんよ。


 何言ってるか全然わかりません。


 こういうときは、とりあえずスマイルだよね。


「********」


 おっ、よくわからんが、お姉さん喜んだぞ。


 というか。この人・・・俺の母親なんだろうな。

 

「あーーー」


「*********」


 ふむふむ。全然わからん。


 ていうか、眠くなってきた。


 さっき起きたばかりなのに、もう寝たい。


 体が赤ん坊のせいだろうか。


 俺は睡眠欲求に逆らわず、眠りにつくことにした。


■■ ■


 それからしばらく赤ん坊の生活を堪能した。


 働かなくていいって楽だね。


 赤ちゃんだから何もやらなくてもいい。


 難点と言えば、トイレに行けずに漏らすことや、食事という名の母乳がまずいことだろう。


 ちなみに母親は美人だが、乳を吸っても何も感じない。


 そりゃあ、母親で欲情したらやばいだろう。


 たまに父が来て高い高いするが、あれはまじで怖い。


 地面に落とされたら、軽く死ねる。


 ぎゃーぎゃー悲鳴を上げてるのが喜んでるように見えるのか、毎回高い高いしてくる。


 本当に怖いからやめて。


 歓声じゃなくて悲鳴だと気づいて。


 そういえば、もう一つ難点があった。


 俺が赤ん坊だと思っているのか、父と母が仲睦まじいことだ。


 おいおい、弟か妹を作るのはいいが、もう少し静かにやってくれ。


 ちなみに俺は妹が欲しい。


 可愛い妹に「もうお兄ちゃん。しっかりしてよね」って言われたい。


 そんなことを思いながら1年を過ごした。


 ちなみに、その間に弟も妹もできなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。