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幼馴染が女子風呂に入ってこようとするので断固阻止します。


 あれから、正気に戻るまで数時間ほど時間が経過し、気づけば午後9時になってました。

 いつもならこの時間帯からは趣味のライトノベルを読みことに専念し、じっくりと堪能しています。

 ただ、昨日からいろいろありすぎて、夕方仮眠をとったのに眠たくなってきました。

 そろそろ寝る……というか、それよりも、ゆったりと熱いお風呂に入りたくなってきました。

 冷や汗をかいたり、慌てたりと普段流さない質の汗は気持ち悪く、ゆったりと浸かってリフレッシュがしたいです。

 その為には雄くんには退場してもらいましょう。もちろん、この部屋からです。


「はぁ、疲れましたね」


 それとなく、早く出て行けと目線を送ります。

 ベッドに座り込み、大人な関係では誘っているかもしれませんが今回の私は早く出ていけの気分でした。

 まあ、鈍感でにぶちんで天然でバカの雄くんには伝わるわけもなく……。


「そうだね。昨日からいろいろあったし疲労がたまってもおかしくないよ」

「いえ、そうではなくて」

「?」


 雄くんは「どういう意味?」という顔で顔をかしげますが、あなたが原因ですよ。


「とりあえず、雄くん。私はお風呂に行ってきます」

「それは危ないよ。部屋付きの方がいいよ」

「いえ、もう気持ちが大浴場に行きたいとなっているので行ってきます」

「そうなの。わかった。用意するね」

「待った!!」

「っ!?」


 当たり前のように大浴場に行く準備をし始める雄くんに行動を制止します。

 さすがに……さすがに、女装とか性転換とか命が狙われているとかは流せても、私にも譲れない一線というものがあります!!

 

 それは雄くん。あなたが女風呂に入ることです。というか、男子が入っていものではありません。たとえ、体が女性に代わっていてもです。


 ゆっくりと深呼吸し、呼吸を落ち着かせます。失敗はできません。失敗したら気絶させます。

 私は比較的に笑顔で雄くんに言います。


「雄くんはここで待っていてください」

「え、でも、それだと間に合わな……」

「間に合う間に合わない以前の問題で男性が女子風呂に入ってこないでください」

「でも、体は数分もしないうちに女の子に……」

「駄目です!! それだけは私が許しませんよっ!!」


 女の子の体だからいいとかそんなわけあるわけないでしょう。

 性同一障害や覗きの犯罪者。心が女性などでダメと言っているわけではありません。

 完全なる偏見ですが雄くん。雄くんが、あなたが覗くことだけはダメです。。

 なにがなんでもダメです。絶対にダメです。


「正座!!」

「えっ?」

「正座です!!」

「は、はいぃぃ!!」


 ビシッと姿勢正しく雄くんに正座させます。

 たまたま近くにあった30㎝物差しでバシバシと手のひらで弄んで、雄くんに突き付けます。

 理論武装? 社会の常識? じゃかましいです。

 そのどれでもない。ただ、女として守るべき一線を守るために雄くんを今から教育します。


~~~~~~~35分経過~~~~~~~


「……まあ、よくわかったよ」

「よろしいです。では」

「あ、でも、僕の仲間に連絡するのはいいよね?」

「覗きですか?」

「ち、ちがうよ! 女性の仲間だよ!!」


 あわてて言い訳している様子からどうやらわかってくれたようですね。一安心です。

 だけど……私以外の女の子と、知り合い……ナノデスカ

 学生寮の風呂に潜入できるくらいなのですから同い年でしょう。

 随分とプレイボーイに育ったものですね。


「女性の? へー、私以外にも知り合いがいたんですね」

「ゆ、優奈ちゃん? 顔が怖いよ?」


 おや? 意識はしていませんでしたか顔が強張っていたみたいです。雄くんが怖がっています。


「まあいいです。女性なら変なことしないと……盗撮駄目ですからね!!」

「うん。僕、ひいては僕たちのことが信用されていない事だけはわかったよ」


 その後、私は雄くん(女体)をリボンで潜りつけ、布団で縛り、ベッドの上に座らせて部屋を出ました。

 




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