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地味な幼馴染が好きな俺はバイト先の黒髪清楚な美少女に恋愛相談をしているが、なぜか彼女はいつも頰が赤い。なお、2人は同姓同名。  作者: 午前の緑茶


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相談1(どうやって好きな人と関われるようになるか)

「相談……ですか?」


 柳瀬さんは俺の唐突な提案に不思議そうにコテンと首を傾げる。

 バイトの時と違い、下ろしたストレートな黒髪が揺らめき煌めいた。


「そう、実は好きな人がいるんだけど、その人について恋愛相談?にのってくれない?こういう恋愛相談なら女の子の方がいいって分かっているんだけど女の子で話せる人ほとんどいなくてさ……」


「そうなんですか?ちょっと意外です」


 俺が困った風を装って肩をすくめると、柳瀬さんは少しだけ目を丸くして驚いた声を上げた。


「まあ、そういうわけだから相談にのってくれない?女子の意見を聞きたいんだ」


 このままでは何も変えられないと思っていたところだ。これをきっかけに何か変われるかもしれない。

 それに学校の人が相手だと自分の好きな人がバレてしまう可能性もある。そういう意味でも、バイトの人というのは都合が良かった。


「そういうことなら、全然いいですよ!是非相談にのります!ドンっと聞いてください!」


 柳瀬さんはパッと顔を輝かせて、快く承諾してくれた。


「ありがとう。実はさ、俺、幼馴染のことが好きなんだ」


「幼馴染ですか!いいですよね、幼馴染!」


 嬉しそうにはにかむ柳瀬さん。


「柳瀬さんは幼馴染いるの?」


「ええっと、まあ、一応……」


 嬉しそうな声を上げるので、つい尋ねると少し複雑そうな顔をした。


「一応?」


「実はずっとクラスが一緒の人なんですけど、ほとんど話したことなくて……」


 眉をへにゃりと下げ、悲しげな表情を浮かべる。


「そうなんだ?実は俺も同じような感じでさ……」


「そうなんですか!?ふふふ、なんだか私達似ていますね」


 柳瀬さんは可笑しそうにクスクスと肩を揺らして笑った。


「それで、その幼馴染なんだけど、どうやったら関われるようになれると思う?」


「んー、やっぱり、朝の挨拶だと思います。私だったら恥ずかしくて話しかけられないので……向こうから話しかけてもらえたら嬉しいですね……」


 少しだけ考えるように腕を組み、唇を軽く突き出して考えるポーズを取る。

 だがすぐに思いついたらしく、柳瀬さんは温かい声と共に、少しだけ頰を桜色に染めて柔らかい笑みを浮かべた。

 その様子は恋する乙女そのもので、俺はあることに気付いた。


「柳瀬さんはその幼馴染のことが好きなんだね」


「え!?なんで分かったんですか!?」


 素っ頓狂な声を上げて目をまん丸に見開く。


「そりゃあ、そんな表情見たら分かるよ」


「そんなに分かり易かったですかね……」


 柳瀬さんは気付かれたことが恥ずかしかったのか、朱に染まった顔を隠して頬を両手でグニグニとしていた。

 そんな様子を見ていると、頑張ろうという気になってくる。やっぱり自分から声をかけようと思い、明日挨拶をする決意をする。


「ははは、まあね。柳瀬さんが言った通り、明日挨拶頑張ってみるよ」


「もう、笑わないでくださいよ!ぜひ明日頑張ってください!応援してます!」


 柳瀬さんはガッツポーズを作って応援してくれた。


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この作品を元にして作った長編版です。勘違いの部分はそのままに、設定をかなり変更していますので、気になった方はフォロー・評価をしていただけると今後の励みになります(*・ω・)*_ _)ペコリ


俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい
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