個人的な記念SS〜その1〜(※本編とは関係ありません)
俺たちは今日も森を彷徨っている。
今は背の高い草叢の中を進んでいるため、ティアは俺に抱っこされてる状態だ。
「…セイ?」
するとティアが俺に話しかけてきた。
「ん、なんだぁ?」
「…ブックマークってなに?」
「えぇ!?どうしたんだ急に?」
「…だってセイが嬉しそうにしてるから」
ティアの言葉に俺は自分の顔をペタペタ触ってみた。
…知らず知らずニヤニヤしていたようだ。
俺は出来る限り顔を引き締めティアに答えてあげる。
「ブックマークってのはなぁ…。
まぁ、簡単に言うと自分の好きなのものに唾をつけるってことかなぁ〜」
俺もよくわかっていなかったので、なんとなくの自分の考えを説明した。
「…ふ〜ん」
ティアは分かったような、分かってないような顔をしていた。
「…ブックマーク、セイは嬉しいの?」
「べ、別に嬉しくないし!
ほ、ほら。俺って、人とはちょっと違うっていうか?
感性が特別っていうか?
だ、だからそういう、人からの評価に振り回されたりしないっていうの?
う、うん。だから気になんてしてないぜ!」
俺は“情熱の大陸”で取材されてる人の気分でカッコよく答えた。
「…じゃ、嬉しくないんだ?」
俺は純真な瞳で聞いてくるティアにたじろぐ。
「い、いや…嬉しくなくはない…です」
俺は調子に乗ってた自分がだんだん恥ずかしくなって、最後は肩を落として敬語で話してしまった。
俺が情けなく俯いていると、俺の頬に柔らかいものが押し当てられる感触がした。
驚いて顔を上げると、ティアが俺の頬にキスしてニコニコしていた。
「な、何してんの?」
「…セイに唾つけた」
なんだかすごく照れ臭くなった俺は
「ありがとう」と言って、
ティアの頭を優しく撫でた。
初めてブックマークを戴きました!
誰かに読んでもらえてると思うと、とても嬉しかったです。
ありがとうございます。
PS:
現時点で30話までスットクがあり、週に1回は投稿予定です。
時間が有り余ってるときにでも読んでくれると嬉しく思いますm(_ _)m