静電気は最強に憧れる

2051年の秋。世界中の人類は「特異能力」と呼ばれる唯一無二の能力を持っていた。そんな時代に「小指と中指から静電気を出す」特異能力を持つ高校生、金崎秋雄は日々の暮らしを何一つ不満なく過ごしていた。
ある日秋雄の元へと届いた手紙がきっかけとなり、秋雄は「同じレベルの特異能力」を持つ者達が戦う大会へと出場する。
出場者が奇想天外で意味不明な能力を使う中、秋雄は優勝賞品である「史上最強の特異能力」を求めて上を目指す。