①男子学生の「なりたい職業1位」が「会社員」という危機感
※現在会社員をされている方を軽視しているつもりはありません。そう言った方々が日本を支えているのは間違いありません。
しかし、会社員は労働に対する対価を効率よくもらえていないのではないか? という“事実“を述べているということです。
筆者:今回もお読みいただきありがとうございます。
質問者:今日は「会社員を目指してはいけない」とまた独特なテーマなのですが……。
そもそも日本ではほとんどが会社員なのでは無いのですか?
筆者:そうですね。実際に統計局の2022年4月の労働力調査によりますと、
就業者6730万人のうち雇用者数は――つまり会社員の数は6036万人と約9割に上ります。
質問者:そんなにも多くの割合の方が会社員になることは問題ないのではないですか?
筆者:まぁ、皆と同じでいたい方や同じでいることに対して安心感を覚えるのであれば別に僕の考えを強要するつもりはありません。
ですが、それが果たして幸せなのかな? と僕は思うのです。
僕は周りと同じことをしていることにあまり意義を感じないタイプです。
世間の常識としていることや世間が良いとしているものが個人にとっては必ずしも良いとは限りませんからね。
そう言ったことを共感して下さる方はこの先もお読みくださいという感じですね。
質問者:ですが、どこかの記事で見たのですが、
小学生のなりたい職業1位が「会社員」と言うのも見たことがあるのですが……。
筆者:僕もそのデータを見ましたね。
記事を引用してみましょう。
『第一生命保険が、毎年恒例の「大人になったらなりたいもの」アンケート調査の結果を発表。小学校、中学校、高校とすべての世代の男子で「会社員」が1位だった
男子のなりたいもの1位に「会社員」がランクインするのは昨年に引き続き2年連続となるが、1989年から実施されている同調査で会社員やサラリーマンがトップ10にランクインするのは、去年が実に31年ぶりのことだった。
なお、今年の小学生男子の2位は「YouTuber/動画投稿者」で3位は「サッカー選手」だったが、中学生と高校生の2位は「公務員」で3位は「ITエンジニア/プログラマー」と、堅実な職業が並んでいる印象だ。
なお、会社員になりたい理由としては「好きだから」「働きやすそうだから」といったものが多く、
第一生命保険は「リモートワークの普及が加速したことで、働く場所を選ばない自由な働き方やワークライフバランスについて意識が高まっている」と分析しているものの、
ネット上では《父親の働く姿が間近で見れたからといえば聞こえはいいが、それにしたってみんながみんな会社員になりたいって夢がなさすぎるだろ》《将来なりたいのが会社員ってあまりに漠然としすぎ。とりあえず会社員でいいかって感じなんだろうな》など、寂しさを覚える人も少なくない。』
とあります。男子は小学校から高校まですべてで「会社員」が1位だったようです。
もっとも2021年から“雇われている人“と言うことで「会社員」が一括りにされて統計方法そのものが変わったという話もありますから、
ちょっとこの統計データだけで見るのもどうかと思いますけど、
いずれにせよリモートワークによって会社員が子供にとって
身近な職業・親しみやすい職業になったことは間違いないという風に思いますね。
質問者:ちなみに筆者さんは小学生の時はなりたい職業は何だったんですか?
筆者:僕は特にこれと言って強くなりたい職業はありませんでしたが、
敢えて言うなら警察官になりたかったですかね。
上の統計だと多分“公務員”に分類されそうですけどね。
アニメやドラマなどで犯人を捕まえるのとかを見ていて爽快な気分になりました――あまり体力に自信が無いので次第になりたくなくなりましたけど(笑)。
――話が逸れたので戻しますが、僕は会社員という「職業そのもの」について悪いと思っているわけではありません。
やはり労働者人口の9割の方々が職業とされているわけですから、
日本経済に対して絶大な貢献をしていることは言うまでもありませんし、
日々、懸命に働いておられる会社員の方々に対して尊敬の念も抱いております。
ですが、収入面・税制面・待遇面で見た場合においては、
圧倒的に日本では資本家、専門家、個人事業主(以下3職と本エッセイでは定義する)が有利なのです。
勿論やりがいがお金より上回っているという方もいると思うのでその価値観を否定するつもりはありませんが、
基本的には先立つもの(お金)が無ければ生活することすらままならないと思います。
質問者:確かにそうですね……。
最近は円安やウクライナ問題などでどんな商品でも値上がりしているので、
今後就職をしていく学生さんにとって特に収入面は大事になってくると思います。
筆者:特にK田政権が3年間は選挙が無いということで
今後は増税などをしてさらに国民を苦しめてくることが想定されます。
また、先日亡くなったA部元首相は積極財政派の旗頭でしたから、国債の発行量を多くし、
国民に還元するというMMT理論などをやってくれる期待はかなり薄くなったように感じます。
※MMTについて詳しくは『現役世代に投資しない国、日本』https://ncode.syosetu.com/n8784hn/
をご覧ください。
そんな中、税制面においては3職の方が会社員よりも日本では圧倒的に有利なんですね。
その理由としては次の項目からご覧ください。
また、最後には学生のうちに「3職」になるためにはどういうことをしていったらいいのか? どういう能力を身に付けたらいいのか? ということについても書かせていただきますので是非とも最後までご覧ください。
今回は学生さん向け対象に基本的には書かせていただきますけど、
学生さんに限らず、今現在会社員の方でも今後の身の振り方について考えて欲しいなという風に思いますね。
どうぞ次の話についてもよろしくお願いします。