84回目 できる限りの対応対策
当面の対策として、可能な限り敵には接近しない。
遠距離からの攻撃に専念する。
それで対応する事となった。
それ以外にも、魔力による攻撃への対抗手段も考えられていく。
最低限、攻撃から身を守るための。
来訪者が使ってるような魔力バリアを使えないかと考えられていく。
それが使えれば、敵の攻撃を防ぐ事も出来る。
ただ、魔力の保有量の差が大きい。
来訪者と違い、異世界人も日本人も魔力の保有量は少ない。
魔力を増幅しても、攻撃を防ぐほどの効力は期待できない。
だが、あえて完全に防げなくても良い。
いくらかでも緩和出来れば良い。
即死や致命傷を割けて、治療可能な程度まで威力を減らす。
それが出来る程度の防御を求めていく事となる。
また、あえて探知される事も考えていく。
囮や偽装として、敵の探知に引っかかるものを多数用意する。
そうして、どれを狙えば良いのか分からなくする。
そういった防御方法も考えられていく。
どれだけ実現出来るか分からない。
どれほど効果が出るかも分からない。
だが、幾らかでも損害を減らせるように考えていく。
もともと研究が進められていたので、実用化までさほど時間はかからなかった。
初期型の防御装置が生産されていく。
それらは戦場における死傷率を下げていく事になる。
それもこれも、作られた魔力防御装置による所が大きい。
この防御装置の開発にあたり、来訪者の技術が用いられた。
この方面では来訪者の方が先を行っている。
それを解明できた部分だけでも用いていった。
来訪者は自分の技術で自分の首をしめる事になる。
彼らは更に窮地にたたされていく。




