16回目 来訪者達の動き
敵も手をこまねいていたわけではない。
一向に進まない侵攻に、戦力増強などで対応していった。
しかし、どれだけ戦力を増大させても、前線を突破できない。
日本軍が防衛陣地と前線を常に強化しているためだ。
この為、地上だけではなく海からも侵攻をしかけていく。
海路から侵攻し、敵前上陸をしようという試みだ。
だが、これも全てが阻まれていく。
日本軍が設置した機雷。
これらが来訪者達の艦隊の進行方向にばらまかれた。
これらによって、来訪者の艦隊は少なくない損害を出した。
他にも、日本の潜水艦による待ち伏せ攻撃。
日本艦隊との艦隊戦。
これらにより、ほぼ一方的に撃沈されていった。
戦闘と言えないほど一方的な攻撃によって。
来訪者の探知能力では、日本の潜水艦の位置を把握出来ない。
それだけ日本の潜水艦は深い所に潜っている。
また、探知範囲の外という遠距離から攻撃を仕掛ける。
その攻撃によって来訪者達は一方的に損害を受け続けていた。
日本艦隊との戦闘も同じようなものだ。
数の上では来訪者達の方が多い。
だいたい、数十隻くらいで行動をしている。
これに対して日本側は4隻から8隻。
圧倒的な差がある。
しかし、来訪者達は一方的に負け続けている。
彼らの砲が届かない遠距離からの攻撃。
対艦ミサイルによる攻撃は、一方的な損害を来訪者の艦隊に与えていく。
接近しての砲撃戦でも同じだ。
射程においても命中精度においても、来訪者達の艦隊は日本に負けてしまう。
ほぼ一方的に砲撃を受ける来訪者艦隊は、全滅するか撤退を強いられる。
海からの侵攻も頓挫していく。
陸と空は言わずもがな。
来訪者達はただ損害を増やし続けていった。
何の成果もあげる事が出来ずに。




