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【完結】日本が国ごと異世界転移して侵略者と戦うという割とありふれた話  作者: よぎそーと
1章

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15回目 反撃に向けて

 敵の攻撃に耐え、ひたすら守りをかためる日々。

 異世界転移をして2年目もそうして過ぎていった。



 ただ、この頃になると、必要なだけの資源を採掘出来るようになっていた。

 少なくとも、欠乏による生活崩壊の危機は気にする必要がなくなっている。

 日本軍の増員も少しずつだが進んでいる。



 異世界の者達の教育もある程度目処がついていった。

 おぼえの良い者達は、既に兵士や作業員として仕事についている。

 そうした者達によって、前線も工場も機能を拡大していっている。



 それ以外の分野でも、少しずつ日本の影響が出てきている。

 農業にしろ工業にしろ、効率的なやり方などが導入されてきている。

 それらによって、産業全体が底上げされはじめた。

 効果が出るまで、まだ時間がかかるが。

 それでも着実に成果は出ようとしていた。



 とりあえず、より効果的な道具。

 燃料や電源を使わずとも効率をあげられるもの。

 これらが異世界側にもたらされていく。

 おかげで収穫量や生産量などが上がりつつあった。



「これなら、来年……はまだ無理かもしれないが。

 それでも、再来年には反撃も可能になるかも」

 そんな期待があちこちから上がってきている。



 とにかくストレスがたまる状況だった。

 敵の攻撃を退けられるとはいえ、攻撃を受け続けていたのだ。

 気持ちの良いものではない。

 そこからようやく解放される。

 その可能性があるだけでも、人々の気持ちは幾らか軽くなった。



 その時に向けて、日本は準備を進めていく。

 異世界の者達もそれに合わせていく。

 確保した兵力をどう展開するか。

 どこに攻撃を仕掛けるか。

 どこを確保するべきか。

 それを慎重に検討していく。



 そうしてる間にも、教育を終えた者達が増えていく。

 それらが異世界における産業を底上げしていく。

 採掘にしろ加工にしろ、あちこちに作業員達が入っていく。

 そこで作られたものが、まず国を。

 そして戦場を支えていく。



 あわせて、新たな工場なども建設されていく。

 今後も増えるだろう作業員達の働く場所だ。

 生産力は今後も増大していく事になる。

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他作品紹介もこめて

なんかこの話が取り上げられることもあるので

http://mokotyama.sblo.jp/article/189305005.html

最新話の大一部分はこっちになるのかな?
こっちでも紹介されてるようなので、ついでに
http://mokotyama.sblo.jp/article/189304996.html

とりあえず、全体でこちら
http://mokotyama.sblo.jp/


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